若手社員のSさんは、現場と事務所の往復で多忙な日々をおくっています。
ある時、「あー、キツイな。もう辞めようかな」と、親の前で愚痴をこぼしました。
すると、「入社1、2年で、どれくらい会社に貢献しているのか? むしろ給料をもらえることをありがたく思いなさい」と叱責されたのです。
考えの甘さに気づいたSさんは、それまでより30分早く出勤することを決意しました。
翌朝会社へ行くと、普段は無口な先輩が出社していて、事務所前の道路を掃いていました。
Sさんも箒を手に、一緒に掃き掃除を始めました。
数日後、当初は何も言わなかった先輩が、Sさんに話しかけてきました。
1ヶ月後、他の先輩も、「何か困っていることはないか?」「仕事は順調?」と声をかけてくれるようになり、様々な相談を気軽に出来るようになったのです。
Sさんは「仕事量が減ったわけではありませんが、スムーズになりました。そして、本当の意味で、職場の一員になったような気がします」と語ります。
順境にない時は「変わる好機」です。まずは何か一つ実行してみましょう。
今日の心がけ◆できることを探して実行しましょう。
(引用:『職場の教養』1月号)
入社歴が浅いほど、交友が広くあり色々な情報を得る機会が多くなります。
それにより、「友人が羨ましい。自分なんて・・・」と思う事は多いと思います。
ただ、思い返して下さい。 自分だったらどうでしょう?
人はよほど親しくない限り、良い事しか言いません。
良い事は口に出し、悪い事は口に出さない。
人から「いいなぁ~」「凄いなぁ~」と言われたいから。
そこで、どうしても自分と比較してしまいます。
「いいなぁ~」の裏には必ず「嫌だなぁ~」もあると思います。
また、これをよんで、「そんなに上手く事が運んだら苦労はしないよ!」と思われた方も居られるかもしれません。
そういう人ほど、何もしていないのではないですか?
何も言わなくても「あの人変わったな。」と思われて初めて他からのアクションがあると思います。
「やっているのに何も言われなかった。」と言うのであれば、それはまだやり足りないのだと思います。周りは必ず見ています。自分が変われば周りも変わります。
昨年12月3日に書かせていただいた事と重複しますが、
今を受け入れる。
今できることを実行する。
それを何もせずに愚痴だけ言うのは子供でしょう。
大人ならやるべきことを探し・見つけ・実行する。
これに尽きると思います。
ありがとうございました。