Kさんが貿易会社で活躍しているのは、中学生の時に受けた、初めての英語の授業がきっかけでした。
英語の先生に、「今朝家を出る時に挨拶をしましたか?」と問われたKさんは、<なぜ挨拶のことなど聞くのだろう?>と不思議に思いました。
すると先生は、英語には「行ってまいります」や「行ってらっしゃい」にあたる言葉がないと教えてくれたのです。
「バイバイ」や「バーイ」と言い、帰ってきた時の「ただいま」「おかえりなさい」の挨拶は、「ハーイ」と言い合います。
先生は「日本で生活をした外国人が、日本の挨拶を素晴らしいと思い、母国へ帰っても使い続ける人がいる。
君たちも英語を勉強して外国の素晴らしさを学ぶだけでなく、日本の良さを発信できるようになってほしい」と言いました。
その手始めとして、普段から家族や友人ときちんと挨拶をする習慣を身につけるようにとの先生の言葉に、日本の良さを認識し、英語の勉学にも励みました。
挨拶の話から奮起し、世界の人々と交流を深めるKさんの今があるのです。
今日の心がけ◆挨拶の習慣をつけましょう。
<引用:『職場の教養』1月号>
日本語は、ひらがな・カタカナ・漢字とあり、他国と違ってとても複雑だと思い知らされます。
更に、日本では習慣となっている簡単な言葉が他国には無いと知り改めてびっくりでした。
「1月8日(水)の日本の美徳」 でも日本の習慣・文化を他国に認められたことを書きました。
古き良き日本の文化・習慣を改めて再確認する次第です。
ありがとうございました。