「余計な忠告かもしれんが、三十五を過ぎたらビールを飲む習慣はなくした方がいいぜ」とちびが言った。

「ビールなんてものは学生か肉体労働者の飲むもんだ。腹も出るし、品性がない。

 ある程度の年になると、ワインとかブランディーとかが体に良いんだ。

 小便の出すぎるやつは体の代謝機能を損なう。

 よした方がいい。

 もっと高い酒を飲めよ。

 一本二万円くらいするワインを毎日飲んでるとさ、体が洗われるような気がするもんだせ」

私は頷いてビールを飲んだ。

余計なお世話だ。

好きなだけビールを飲むために、私はプールに通ったりランニングしたりして腹の肉をそぎおとしているのだ。

(@世界の終わりとハードボイルドワンダーランド文庫本上巻231頁より引用)


・・・今宵は角瓶の水割りでした。

だいたい、一本2万円するワインなんて飲んだことも見たこともないし。