2017J2リーグ第16節 愛媛戦観戦記(フクアリ) | 酔っ払った犬(♂)のちょっと長い呟き

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今季初の逆転勝利です!
しかも前半の内に複数点獲れました!
今日も勝手に振り返ります!





2017J2リーグ第16節
フクダ電子アリーナ 5/27 15:00kickoff





ジェフユナイテッド千葉 4 ー 2 愛媛FC
         (前半 3 ー 1)
         (後半 1 ー 1)





スタメン・選手交代

GK 佐藤 優也
DF キム・ボムヨン
DF 近藤 直也(72分 → 船山 貴之)
DF キム・ボムヨン
MF 佐藤 勇人
MF 乾 貴哉(68分 → 大久保 裕樹)
MF 高橋 壱晟
MF 町田 也真人(69分 → 熊谷 アンドリュー)
MF 山本 真希
FW 清武 功暉
FW 指宿 洋史



ベンチメンバー

GK 山本 海人
DF 大久保 裕樹(68分 ← 乾 貴哉)
MF アランダ
MF 熊谷 アンドリュー(69分 ← 町田 也真人)
FW ラリベイ
FW 船山 貴之(72分 ← 近藤 直也)
FW 菅嶋 弘希



得点

31分 乾 貴哉①
38分 山本 真希②
44分 町田 也真人②
64分 近藤 直也②



警告/退場



スタメン・フォーメーション





スタッツ

シュート:17-10
GK:9-13
CK:8-3
直接FK:13-9
間接FK:1-2
オフサイド:1-2
PK:0-0



第16節時点
J2リーグ 位
勝ち点 23
得点 23
失点 22
得失点差 +1
完封試合 5



勝ち①②③④⑤⑥
分け①②③④⑤
負け①②③④⑤



今季得点

清武 功暉①②③④⑤⑥
船山 貴之①②③
高橋 壱晟①②
ラリベイ①②
指宿 洋史①②
町田 也真人①②
山本 真希①②
近藤 直也①②
西野 貴治①
乾 貴哉①





今季警告(累積警告)/退場

若狭 大志 退場①
熊谷 アンドリュー警告④(①)
清武 功暉 警告③
多々良 敦斗 警告③
町田 也真人 警告③
ラリベイ 警告②
近藤 直也 警告②
船山 貴之 警告②
アランダ 警告①
羽生 直剛 警告①
イ・ジュヨン 警告①
西野 貴治 警告①
ホルヘ・サリーナス 警告①
佐藤 優也 警告①





5月とは思えない陽射しと暑さの中。
エスナイデルジェフは今季初の逆転勝利を納めました!



試合を支配しながら、失点から崩れて大敗した前々節ヴェルディ戦。
試合を支配しながら先制され、しかし追い付く事が出来た前節熊本戦。
今日は試合開始早々(前半12分)に先制されますが、前半の内に逆転し。
後半そのまま勝つ事が出来ました。


熊本戦の観戦記や、愛媛戦のプレビューでも書いてきましたが。
エスナイデルジェフは、一歩づつ前進・進化出来ていると思います。


先制され、追い付く為に後半途中からシステムを“4-3-3”から“3-5-2”に変えた熊本戦。
そのよい流れを受け、一部選手を変えて戦った愛媛戦。
もちろんまだまだ課題等ありますが。
チームが前に進めている事を強く感じます。



エスナイデルさんには、ここからもブレる事無く。
この道を極めてほしいです。
改めてそう感じる試合でした。



今日も勝手に振り返ります!





まずは今日もメンバーから。


前節熊本戦と、試合に挑む18人の顔触れは変わらず。
しかしエスナイデルさん、スタメンとフォーメーションを変えてきました。



まずシステムを“4-3-3”からアンカー置いた“3-5-2”に変更。
スタメンから熊谷・アランダ・船山がベンチへ。
ベンチだった勇人・乾・也真人がスタメンに。


選手の並びは。
CBが左からボムヨン・近藤・岡野。
その前のアンカーが勇人。
WBは左に乾・右に真希。
インサイドハーフは、基本左壱晟・右也真人。
2トップは功暉と指宿。




試合後の結果論ですが。
この“システム”と“選手の配置”の変更が。
愛媛戦の勝利につながった、と言ってもいいと思います。


プレビューでも書きましたが。
エスナイデルさんとしては、もちろん相手や試合展開・状況によって使い分ける事を考えていると思いますが。
本来は“4-3-3”よりも“アンカー置いた3-5-2”が理想なんだと思います。


ただ、なかなか引いて守る相手からゴールが奪えない事から。
局面によってサイドと前線に人数掛けられる“4-3-3”にシフトチェンジしたのかなと。
“4-3-3”にして、よりボールは動く様になったけれど。
今度はゴール前の枚数が少なく。
なかなかチャンスや決定機が増えてこない。


ラリベイをなかなかチームで活かせない中で。
シーズン始まってから完全移籍で獲得した指宿が。
コンディション含め、チームにフィットしてきた。
これが再び“アンカー置いた3-5-2”にシフトチェンジした理由と、私は勝手に思っています。


その辺の事も含め、ここから少しだけ勝手に語ります!





愛媛戦の“勝利のポイント”は、次の三つだと考えています。


一つ目は、2トップにした事と“SB”ではなく“WB”がハナからサイドの高いポジションにいた事。
それと2トップの組み合わせ、WBの人選。
二つ目は、メンタル面での“成長”と自分達のfootballへの“自信”。
三つ目は、ズバリ“佐藤勇人”。




一つづつ簡単に。
まず2トップの話から。



ジェフは最近の試合では、4バックの3トップ(CFと両WG)で戦ってきました。
最初の方に書いた様に、局面によって前線とサイドに人数を掛けボールを動かし。
サイドの深いポジションにまでボールを動かす為だと思っています。


それは徐々に出来る様になってきている。
ただ、サイド深いポジションにボールを動かせても。
そこからゴールに向かう為にゴール前に展開する時。
中(ゴール前)にポジションする選手が少ない。
中の人数が少ないので、そこで時間やタメがなかなか作れず。
チャンスメイクをしていたWGやインサイドハーフが。
直接ゴールに向かうプレーに、なかなか関与出来なかった。


これが、ペナルティーエリア付近まで迫れているのに。
なかなか決定的な場面を作れていなかった理由の一つと考えます。



愛媛戦では2トップにし、指宿と功暉の組み合わせ。
これが一つのポイントで。
これまで何回も書いてきましたが。
指宿は相手を背負っていても足元でボールを呼び。
そこでボールをキープ出来る。


周りのいいポジションに選手がいなければ、自分で前を向いてゴールに向かうプレーが出来ますが。
愛媛戦では、隣に功暉がいた。
船山はスペースや相手の隙を突く事に本当に長けていると思いますが。
2トップで指宿と組むと考えると。
自分で真っ直ぐにゴールに向かっていく功暉の方が合っているのかなと。
指宿がボールをキープしタメと時間を作れる上、愛媛戦では功暉が周りを走っていた。
これが、本当に大きかったと思います。


この事で、ゴール前の相手ディフェンダーを単純に動かす事が出来た。
その上、高いポジションを取る両WBから。
直接指宿と功暉の2トップにボールが入る。


後ろからの長いボールではなく、WBがサイド高いポジションから直接2トップにボールを当てられる。
この事によって、2トップ(特に指宿)に当てたボールの落としや次の展開に。
インサイドハーフが直接絡んでいく事が出来た。



文章にするのが難しいのですが。
ゴール前にボールを入れる為に、インサイドハーフが走り回って局面でボールを動かしチャンスメイクするだけではなく。
WBから直接2トップにパスが入る。
そこからのパスを受けたり、2トップが“空けた”スペースに入っていったり。
インサイドハーフと2トップのもう1枚が。
前を向いてゴールに向かうプレーをする事が出来た。


2トップと2枚のインサイドハーフが前を向いてプレーするから。
相手ディフェンダーを下げる事が出来るし。
ディフェンダーが下がって出来たスペースに、WBや“アンカー”勇人が飛び出していく事が出来た。


功暉と指宿の組み合わせと。
乾と真希の両WBの組み合わせ。
これが本当にハマった試合でした。


WBの乾と真希は、失礼な事を書けば。
北爪やボムヨンの様な“運動量”は期待出来ないし。
スピード含め“槍”にはなれない。
ただ、足元の技術とセンスには長けている。
簡単にはボールを失わないですし。
タメを作る事も、仕掛けるプレーも出来る。
サイドからボールを動かす為には適任だと思います。



それと、これは後でも書きますが。
やっぱり“佐藤勇人”ですよ。
愛媛戦では、CBが“3枚”だったので。
全体的に、前への意識が強かった。
後ろのCBが、“2枚”ではなく“3枚”でしたから。


ただ、特に前半。
ボムヨンはCBなのに、いつもの“4バックのSB”のイメージがあったのか。
かなりサイドに開いて、そこからかなり前に仕掛けていました。


前の乾に、もっと前に出ろとかなり要求していましたし。
乾が中に入って、ボムヨンがサイドを上がっていくなんて場面もありました。


SBならば、後ろに近藤がいますが。
CBならば、後ろには誰もいない。
エスナイデルさんの指示なのか、自分の判断なのか。
それは分かりませんが。
かなり前掛かりなポジショニング・プレーでした。


愛媛に先制された場面は。
正に“皆で前に出ていった”所でくらったカウンターでした。
しかしそれ以降は。
勇人がバランスを見ながら。
カバーやフォローに走り回ってくれた。


それだけではなく。
相手にボールが渡った瞬間に潰しにいき。
前のめりのチームを、本当に引き締めてくれました。


勇人がこのプレーを継続出来るならば。
インサイドハーフにアランダではなく也真人と壱晟のコンビを起用出来る。


愛媛戦の勇人は。
本当に“偉大な”プレーを見せてくれました。
阿部勇樹が移籍して孤軍奮闘していた頃の勇人を思い出しましたよ。




二つ目の話。


ここまでのジェフは。
圧倒的にボールを保持し動かしているのに。
なかなか決定機を作れずゴールも増えず。
簡単にカウンターや“ハイライン”の裏狙いのプレーから失点してしまっていた。


なかなか自分達がゴールに迫れないから。
相手を圧倒出来ているはずなのに。
ボールを失う事を過剰に恐れ。
やらなきゃいけない場面でやらずに。
やっちゃいけない場面で、焦ってやっちゃってた。


先に失点すると、時間はたっぷり残っている時でも。
ロスタイムに負けている、ってくらいの調子で。
無理矢理前にのめっていって。
結果自分達でスペースを無くし。
なかなかゴールに辿り着けなかった。



前節熊本戦の後半途中から。
システムと選手を変えて、前の選手が“前を向いて”プレー出来る様になった。


別に変な奢りとかではなく。
今季のジェフは、選手が“前を向いて”プレー出来れば。
J2の中では、相当な存在だと思う。


指宿が、戦術やコンディション含めチームにフィットしてきて。
昨季のJ2で例えると、タイプやプレーは違いますが。
“札幌の都倉”とか“清水のチョン・テセ”みたいな存在になってきて。
ラリベイを活かす事はまだ出来ていないけれど。
チームで前を向ける様になってきた。
これが、メンタル面でとても大きいと思います。



“ハイプレス・ハイライン”という。
リスクの高い、極端な戦術で戦う今季のジェフ。
“メンタル”は、戦術理解や選手の技術と同じくらい重要な“要素”だと思います。


前線に指宿という、J2では“反則級”のアタッカーがいる。
多少ラフなボールでも、足元に納めてくれて。
ボールを失わないし、そこから起点になってくれる。


これは、チームにとって。
本当に大きい事と感じます。


困った時の拠り所というか。
ビビりながらボールを回す必要が無い。
これだけでも、本当に“メンタル面”で違うと思います。



それと、“メンタル面”で考えても。
愛媛戦では、勇人の存在が大きかった。


勇人は、2013シーズンに山口智にキャプテンマーク渡してから。
ちょっと引いているというか。
自分が“最前線に立つ”よりも、後ろから支えるって立ち位置になったと思います。


ポジションを失い。
常にピッチに立たなくなったってのが大きいと思いますが。
まだまだジェフには、勇人の“狂犬魂”というか。
自分で引っ張る姿勢が必要と思います。


三つ目の話と被りますが。
この辺の話は。
他の選手への批判となってしまう可能性もあるので。
今日はこの辺で終わりにします。




三つ目のポイントに関して。
“佐藤勇人”がジェフにとって絶対的な存在であって。
他の選手がプレーやメンタルその他で、同じ事が出来ないからといって。
その選手を否定するべきではないし。
残念ながら、勇人は愛媛戦の様なプレーを。
恐らくあと26試合フルには出来ない。


その事を前提に。
これからの戦い方を考える必要があるって事で。
ただそれでも、勇人は特別な存在だって事です。


この辺の話は。
熊谷への批判ではないし。
その他の選手への批判でもないです。


表現が難しい事なので。
私の能力では、文章では伝え切れないと思いますので。
これ以上は書きません。





今日はいい試合して勝てたので。
最後に厳しい事も書きます。




まずは指宿。
J2では“反則級の助っ人外国籍選手”みたいな存在ですが。
当然これから、相手チームの対応は厳しくなると思います。


ゴールから多少離れていれば。
ファールしてでも止めるだとか。
相手のマークは、間違いなく厳しくなる。


それと、指宿へのボールの“出し処”にも。
厳しいチェックが予想されます。
サイドのポジション、WBへの厳しいチェックです。



サイドのスペースでボールを動かす事が。
エスナイデルジェフの、ベースの一つです。
“ボール支配率”の高さも、後ろとサイドでボールを動かすから。
その“サイドのスペース”で、相手が厳しくプレッシャーを掛けてきたら。
ジェフはどう対応するか。


ジェフは“ベタ引きタテポンラフプレー”クラブではないですから。
今後の注目ポイントです。




もう一つは。
“アンカー”のポジションです。


愛媛戦では、勇人がタテにヨコに走り。
ボールの“出所”や相手の“起点”に厳しくチェックし。
そこで潰す事、潰せなくても遅らせる事。
そのプレーでチームは安定出来ました。


更に、前線の選手が前を向いてプレーする事で。
相手のディフェンスラインを下げ。
それで出来たスペースに、勇人が積極的に走る事によって。
相手を押し込む事が出来た。


ただ逆に言うと。
アンカーが埋めるべきポジションを空けてプレーしている。
ここをどうカバーするか。



2015シーズンは、“猪突猛進”パウリーニョがボランチでプレー。
中盤でボールを狩りまくり、シーズン序盤ジェフは絶好調だった。


相手チームがパウリーニョ対策してきて。
パウリーニョを引っ張りだして、パウリーニョがいないエリアにボールを動かす。
パウリーニョが空けたスペースをカバー出来なくて。
これで“関塚ジェフ”は崩れ。
パウリーニョは、ポジションを失い。
ジェフも失速した。



“ハイプレス・ハイライン”戦術のエスナイデルジェフ。
アンカーは、チームが前にのめる中で。
CBの前の、中盤の最後の砦。
勇人もアランダも、バランスやカバー・フォローの感覚に優れるからこそ。
ピッチの“ど真ん中”のスペースを空けてしまう事がある。


そこをチームでカバー出来ないから。
“ど真ん中”に居座って、そこからゲームを展開出来る熊谷が。
ポジションを得てきたのだと思います。


これをどう捉えるか。
勇人やアランダが“アンカー”でプレーするならば。
そのカバー・フォローをチームで考えないといけない。



間瀬さんと愛媛は。
勇人がアンカーで先発し、ピッチを走り回る事を。
想定していなかったと思います。


間瀬さんのコメントには。
多分そういう意味もあると思います。
ただ今後の相手は、必ずそこに対策してくる。


その時に、どう対応するか。
周りのポジションの選手のカバーやフォローをする勇人やアランダのカバー・フォローを。
誰がするのか。
CBが前に出るのか。
それともインサイドハーフが降りてくるのか。


愛媛戦で上手くいった戦い方は。
次には、直ぐに対策される。
これでOK!とはならないし。
更に考える必要があります。
チームで常に“前進”していかないと。
何故エスナイデルさんが、熊谷を使い続けるか。
私は、熊谷のポテンシャル含め。
不満はありませんよ。
毎試合勇人が愛媛戦の様なプレーが出来るのならば。
話は別ですが。





今日は久し振りに。
試合当日深夜の更新の為に。
根性で頑張りました!


書き足りない事は。
次節のプレビューで書きます!


今日はもう終わりにして寝ますよ!





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