佐賀の旅2023秋 Part6
唐津神社の近くに旧唐津銀行があります。
明治45年(1912年)に竣工した旧唐津銀行本店は、東京駅を手掛けた唐津出身の建築家「辰野金吾」が、藩校の同級生「大島小太郎」より依頼を受けたことから始まります。
当時の辰野は、永年の夢であった国家プロジェクト「東京駅」設計工事の真っ只中であったため、唐津銀行の設計を愛弟子の「田中実」に委ねました。
田中は、師匠の故郷であることに配慮し、建築全体のデザインには典型的な「辰野式」を採用するとともに、「建築家田中実」として赤レンガ調タイル等を用いた独自のデザインを取り入れたそうです。
今もこうして現存しているのが良いですね!
重役室や応接室として使われていたスペース。
当時にタイムスリップしたような、映画やドラマで見かける造りでテンション上がる~!
吹き抜けの構造になってて開放的!
階段もこの狭さが歴史を感じます。
偶然立ち寄ったのですが、見応えあって素敵でした♪