こんばんは。しばらく間が空いてしましましたが、今回から何回か
に分けて、修復歴の実例を御紹介したいと思います。
まずは 930最終型 ,ディーラー車のクラブスポーツです!
・リヤウイング
・専用布シート
・LSDなどです。
LSD装着のため、ハンドルを全開で切ると、ガクガクします。「足回り事故で曲がってますね」とか言えない車です(汗)
味わい深い布レカロ!
いつものように鑑定を行います。
それだけではもちろん修復歴にはなりません。
ここからでは見えにくいですが、フェンダーは若干の歪み(らしき
もの、もともとと言えばそう取れるレベル)こそあれ、交換の痕跡も
ありません。
70000km台の実走行!ハンドルはガビガビですが、メーターパネルはキレイです。
ボディに戻ってフロント周り、バンパーは多少のキズや直し跡は
仕方ない・・・と考えつつ、左フロントのフロア に直し跡発見!
続きはあすで・・・
フロアにケロイドのごとく、修復の跡が露出します。
前オーナーさんに確認すると、自損事故でバンパーを修理した
とのこと。確かに、バンパーは修理跡こそあれど交換した様子は
ありません。
逆の言い方をすれば、バンパー交換が不要な事故で。
も、フロアにここまでの損傷
の残る事はある、という事です。当たった場所や角度によって、思わぬところにダメージが出ることはありますし、外側と中側のダメージも必ずしも比例するとは限りません。
このクルマの場合は、フロントもそうですが側面からのでダメージもあったようで、ストラットの付け根の
歪みもあり、また左フロントのインサイドパネルにもダメージが残っていました。
どんな状態のものであれ、
オーナーさんの見解と実際の損傷jにギャップが出ることは往々に
してあります。売り手さんも一人のユーザーなわけで、自身の
車の損傷についてプロと同じ説明ができる場合は非常に限られます。その車の現状を正確に判断できれば、自身の購入する車への理解も愛着も満足度も深まるのではないでしょうか?
僕が 輸入車鑑定 のシステムを進めていきたい理由もそこにあります。
上の写真は右のサイドメンバー、フレーム修正機のあとを消すためかアースを取った後なのか、サンダーで削った跡がそのままになっています。
僕が次のオーナーになるとしたら、腐食やサビが進行する前にフロアの修復歴ともどもキレイにペイントしておきます
リヤ回りはおおむねキレイで、気になる直し跡もありませんでした。
エンジンも、新車時からディーラーや
専門店で整備を受けてきただけに、コンディションも良好です。
このクルマは、相模原から横浜まで自走したのですが、改めて
空冷ポルシェの楽しさを実感できました。ただし、オルタネーター
のベルトが切れて、2回パンストを購入して応急処置をするはめになりました。着けても1-2km走ると切れてしまい、昔と違って現代のパンストはファンベルトの代わりにならないことを経験できました(笑)
。
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