Windows11とOneDriveのマリネSTEAMを添えて(ドキュメントフォルダがない!) | jedipadawanのブログ

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前記事のOMEN所有者さんから依頼された記事になります。
私のマシンに起こったことではないので、記事内容には不明瞭な部分がありますことを断っておきます。

さて、ことの発端は、OMEN所有者(以降 Aさん)からの、
「STEAMのスクショがドキュメントフォルダにない!」
という、ご相談。

実は、「ドキュメントフォルダにない!」のというのは、
そもそも、「ドキュメントフォルダ」自体が存在しなかった、という話。

通常「ドキュメントフォルダ」の下に、ゲーム名とか会社名のフォルダがあって、

そこにスクショとか設定とかワールドデータとかセーブデータとかが保存されるわけですが、

その「ドキュメントフォルダ」がない。

もう少し詳しく言うと、ユーザ直下のフォルダに「ドキュメントフォルダ」がなく、

OneDriveフォルダの中にも「ドキュメントフォルダ」が無い。

 


では、スクショが何処へ行ったかというと、
Aさんが調べた所、環境にもよるとは思いますが、
「C:\Program Files (x86)\Steam\」の中のフォルダにあったとのこと。
ついでに、「BLUE PROTOCOL」のスクショについても、同様の現象が発生し、
Program Files以下のバンナムランチャフォルダ直下の該当ゲームフォルダにあった模様。

ここから私も加わり調査を進めます。

「ドキュメントフォルダ」・・・嫌な予感がしましたが、的中。
原因はお察しの通り、OneDrive です(> <)
正直、もう関わりたくない。


ですが、一応、なんだかんだで、
「ドキュメントフォルダ」が復活して、無事、スクショがそっちに保存されたので、
同じような現象に遭遇されている方の一助になれば幸いと思い投稿しました。

ちなみに、申し訳ないですが、本当に「onedrive」には関わりたくないので、
私の方では、懇切丁寧な手順は書きません。
「C:\Users\ユーザー名\OneDrive\Documents」と「C:\Users\ユーザー名\Documents\」との違いを、分かっている前提でお話します。
詳しくは、「onedrive」「解除」「設定方法」とかで検索して丁寧な解説サイトを参照いただくか、以前の私の記事とかも、よかったら見てください。
改めて、申し添えますが、OneDrive関連の不具合は、
「環境によって、ものすげーいろんな原因が複合的に発生した結果起こる」
ので、一発で解決するような話ではない。

ということも合わせて、お含み置きいただければと存じます。
何もかもが面倒であれば、Windows11 HOMEをPROにするか、Ofiice365をサブスクすれば解決することが多数ありますので、よろしくお願いします。

さて、ご存じの方も多いと思いますが、
Windows11(Home)はセットアップの際、(原則として)ローカルログインができません。
何が起きるかというと、セットアップ終了時点では、
「onedrive」フォルダが有効になっているということです。


Aさんが何をしたかというと、セットアップ終了後に、真っ先に、
問答無用で「onedrive」アプリを開き「このPCからリンクを解除する」を実行w
更に、「onedrive」アプリをアンインストールしましたwww
お気持ち、十分わかります。私も基本そうします。

ですが、結論から申しますと、手順を踏んでやらないと、
今回の「ユーザフォルダ直下」に「ドキュメントフォルダ自体が存在しない」状態になる場合がある、ことがわかりました。

このセットアップの儀式終了後に、AさんのOMEN君がどうなっているか説明したうえで、
正しい儀式の行い方を説明します。

まず、Aさんは、Windows11セットアップの際、
以前のMSI製PCのWindows10と同じアカウントでサインインしました。
前のPCでも「このPCからリンクを解除する」を実行済みだったのですが、
Windows11での新たなサインインは「このPCからリンクを解除する」を引き継ぎません。
なので、「onedrive」が起動した際に、
すべての諸悪の根源たる「onedrive フォルダ」が、OMEN君に召喚されます。

この状態で「このPCからリンクを解除する」とどうなるかというと、
Windows10のときの「onedrive」で、バックアップ設定をしたフォルダ「だけ」が、
USER直下のフォルダに作成されるようです。<いまここ。


というわけで、トラブルシュートに入ります。

まず、アンインスートールした、「onedrive」アプリを再インストールしますw
その後、「onedrive」アプリにサインインして、バックアップ設定の確認します。
「 [同期とバックアップ] [バックアップの管理]「このpcのフォルダーをバックアップする」 」の所。

「onedrive」で同期されるフォルダについては、
ダウンロード、デスクトップ、ドキュメント、写真、ビデオ、ミュージックなどがあり、
フォルダごとに同期するフォルダをスイッチのオン・オフで設定できますが、
Aさんの設定を見てみたら、
「デスクトップやドキュメントのスイッチがオフ」になってました。
そんで、

この時点でオンになっていたフォルダだけがユーザフォルダ直下に作成されていたのです。
ちなみに、この状態でのレジストリを確認した所、
名前「personal」すなわち「Documents」のフォルダの、データ欄すなわちリダイレクト先は、「C:\Users\ユーザー名\Documents」となっていました。

リダイレクト先が指定してあっても、指定されたフォルダが存在していない。という状態。

というわけで、めんどくさいので同期するフォルダを全部スイッチオンにして、
おもむろに「このPCからリンクを解除する」を実行したら、
ユーザーフォルダ直下に、「ドキュメントフォルダ」が現れました。
これ、エクスプローラーを開いていて、実際にシステムがフォルダを作成しているところを目の当たりにしました。本当に現れたのでビビったわ。

その後は、スチームもブルプロにもなんの問題もなく、トラブルシュート後は、最初から「ドキュメントフォルダ」があったかのように動いているとのこと。

ただ、以前のデータが勝手に移動されるとは考えられないので、ゲームの種類によっては、

ドキュメントフォルダへ、然るべきファイルを手動で移動しないと、以前のデータが使えない可能性が大いにあります。直したあとで、NEW GAMEするなら問題ないでしょう。しらんけど。

 

しかし、どっちのソフトもドキュメントフォルダがない場合を想定しているかのように、C:\Program Files以下にフォルダを用意して処理するあたりは、大変興味深い。

他のソフトでも同じような現象がが起こったときは、

Program Filesの当該ソフトのフォルダ以下を探してみたら、お目当てのファイルが見つかるかもしれないっす。

参考になれば幸いです。

 

蛇足。もしかしたら、システムの戻り値がちゃんとしてるなら、
「C:\Users\ユーザー名\Documents」を自分で作ったら良くね?とも思いましたが、
「Documents」と「ドキュメント」とかのWindows内の読み替え(ローカライズ)も一緒に、
設定変更している可能性が捨てきれないので、手順を踏んで、システム上で変更したほうが良さそうです。

でわ。