小ネタ:DTMでお手軽にカバー曲を作ろう! | jedipadawanのブログ

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人間は判断力の欠如によって散財し、
忍耐力の欠如によって散財し、
記憶力の欠如によって散財する
(アルマン・サラクルー・サンザイ)

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ということで、

StudioOneとUJAMとSpectralayersとSynthesizer VとMelodyneでカバー曲を作ろうぜ

というお話。


・趣味としてDTMを始めたい
・面倒なことはイヤ
・金に糸目はつけない(そこまでかからないですよ)
方に向けた、超お手軽、カバー曲作成法のご紹介です。

先ず、
StudioOne
UJAM製品
Spectralayers
Synthesizer V
Melodyne
を大人買いします。

※StudioOneはPRO必須
※UJAMは作りたい曲のジャンルに合った、
・DRUM OR BEAT
・GUITAR
・BASS
・PAINO/BRASS/STRINGSはお好みで。
を、まとめて購入。
バッキングに使います。

※Spectralayersは、
ステム用途で使用し、ボーカル抽出に利用します。

個人的にPRO10は精度があがったような「気がします」

クオリティを上げるなら、楽器のステムも出来るPROバージョンなら、
MIX時にステムデータを再利用できます。

ボーカル抽出出来るならspectralayersでなくても全然可です。

 

※Melodyneは抽出したボーカルの修正や、
ボーカル音程のMIDI化に利用。ASSISTANTグレードで十分かと。

STEMのBASS音源をMIDI化して再利用するなんて事も出来ます


※Synthesizer VはMelodyneで整形した抽出ボーカルを、
歌詞ごとSynthesizer Vで変換して、好みのAIに歌わせます。

やり方、

A)下ごしらえ

1.ターゲット楽曲のファイルをspectralayersでSTEM化し、STEM状態で書き出し・保存。
2.ターゲット楽曲の抽出ボーカルをMelodyneで編集・修正し書き出し・保存。
3.Synthesizer Vで「2」を読み込み、「オーディオをノート変換」実行。
4.「3」での変換ミスを修正し、歌声データを作成して保存。

B)楽曲作成

1.StudioOneのBPMをターゲット楽曲と合わせる
2.ターゲットの楽曲ファイル(MP3・WAV・FLAC等)を読み込む
3.読み込んだオーディオファイルを、StudioOneのコードトラックに放り込む
4.コードトラックに、解析されたコードが生成される
5.解析されたコードトラックのコードを、DAWの小節グリッドに合わせる
6.各UjamのVSTをトラックに並べる
7.5のコードトラックのコードを、各Ujamトラックに貼り付ける
8.各Ujamにて貼り付けたコードのMIDIデータを、Ujam自動演奏の音域(C3~等)に調整
9.リズム隊のUjamは、適当なプリセットを貼り付ける
10.Synthesizer Vをトラックに並べ、作成した歌声データを読み込んで、DAWのテンポと同期
11.Synthesizer Vの歌声の頭を合わせて、DAWを再生

以上!

な、わけあるかい!
実際は、まあまあ細かい調整が必要になりますw
手間の大部分は、コードと歌声、両方についての変換精度にかかっていますので、
一から作った方が手っ取り早い楽曲もあるでしょう。

私のYouTubeの動画の、
・【Cover】HAPPY FLOWER (TV Size Ver.)【Synthesizer V AI 夢ノ結唱 POPY】
・カフェの帰り道 上原さくら【アレンジ Ver.】 Coverd by Synthesizer V AI Mai
の2本は、この方法を下地にして作成しました。

応用方法として、
Studio Oneのアレンジトラックを利用し曲構成をいじり、
頭さびとかに構成を変えたり変えなかったり、パートを追加したり、
パートを切って転調させたりしなかったりすれば、さらに良き。
後は、できたバッキングにオリジナルのメロディと歌詞にてご自分で歌うなり、
歌ったものをSynthesizer Vで変換し歌わせたりすれば、(もはや)オリジナル曲です。
です。
です。

最初は、TVバージョンやGAMEバージョンの短い曲(大体1:29位なので)、
で試してみるのが良いでしょう。
とにかく、お手軽に「曲のデータ」が作成出来ますから、
まずはフィルやブレイクやライザーや装飾音を入れたり、
リフを変えたり、コーラスを入れたりして曲にメリハリをつけてみましょう。
その後で、
音源を差し替えたり、ボーカルにエフェクトをかけたり、
シンセの音を重ねてみたり、サイドチェインをかけてみたり、
MIXの練習をする、などなどなど、DTMの格好の教材になりますよ~。

んでわ。