SECRET INVASION 1・2
【監督】アリ・セリム
【出演】サミュエル・L・ジャクソン、コビー・スマルダーズ、ベン・メンデルソーン、エミリア・クラーク、キングズリー・ベン=アディル、オリヴィア・コールマン、マーティン・フリーマン、ドン・チードル
【物語】
<1話>
モスクワ。アジトでプレスコット捜査官は語る。「情報が信用できない時代となった。擬態する者もいて人間も信じられない。信用できるのは親しい友だけだ」と。
聞いていたのはロス捜査官(マーティン)。ここ1年で起きた5つのテロ事件は、一見無関係のようで、実は地球を自分たちの物にしようとしているスクラル人の陰謀だと聞かされ、その証拠となる情報データを見せられた。
ロスがそれを確認すると、なぜかプレスコットが襲いかかり乱闘となった。データ端末をもって逃げたロスをさらに追いかける謎の男。逃走の果てにロスは命を落とす。そこに現れたのは、元シールド副長官マリア・ヒル(コビー)。
そして、謎の男はスクラル人のタロス(ベン)だった。ロスに化けていたのもスクラル人。タロスは、地球を故郷にしようとする強硬派を追っていたのだった。
この事態に、長らく地球を離れていたニック・フューリー(サミュエル)が戻ってきた。タロス、マリアと共に、スクラル人の企みを止めるのだ。
<2話>
モスクワで起きた惨劇を止められなかったニック。それどころか犯人の容疑をかけられた。タロスの機転でその場を逃れたニックは、列車でワルシャワへと向かった。
車中で、タロスにスクラル人の真実を問い質すニックに、タロスは観念して話を始める。
「クリー人に攻められた私たち同胞100万人は星を捨てて逃げ延びた。その全員がここ地球にいる」
1995年にスクラル人の存在を知り、タロスの1000人ほどの同胞を容認し、キャロルとともに新しい移住先の星を見付けるまで地球にかくまう約束だった。それが100万人?ニックは「話が違う」とタロスを責めた。
しかしタロスは、サノス戦の後に、5年も宇宙へと行ってしまったニックこそ私たちを見捨てたのではないかと気持ちをぶつける。2人は喧嘩別れとなった。
世間では、モスクワの惨劇がアメリカ人による工作ではないかとされ、米ソの間に緊張が高まっていた。イギリス首相とNATO事務総長らが集まり会合が開かれた。
その会合の場に現れたのは、スクラル人のグラヴィク(キングズリー)。話は数千人の犠牲者を出したグラヴィクへの糾弾であった。しかしグラヴィクは、「争いを止めない地球人はいずれ滅ぶだろう。我々スクラル人が取って代わることは運命だ」と主張する。
この結果、グラヴィクはスクラル人の将軍に任命され、全権を手にすることになった。何と、この会合は全員がスクラル人だったのだ。
こうしてグラヴィクによる地球乗っ取り計画が加速していく…
【オビワン チェック】
何やら11月公開予定の映画「マーベルズ」に本ドラマが繋がっているらしいとの情報を得て、鑑賞開始です。ふ~、ドラマ見ないと映画を楽しめないっていうのは好きじゃないんだけどね(-_-)
本ドラマの主役はニック・フューリー。MCUでは、宇宙ステーション“セイバー”で休暇をとっている感じでした。(このセイバーが何なのかは未だによく分かりません。)
地球では、スクラル人が地球人との共存派と強硬派で対立していて、強硬派が実力行使に出ます。これを阻止するためにニックが活躍するといったお話となります。
今のところ超常能力とか派手なアクションシーンはありません。スクラル人の擬態能力で誰が地球人で誰がスクラル人か分からないので、話がややこしいです。これは、全部スクラル人と思って見た方がいいかもしれません(^_^;
昔からニックは秘密主義で偉そうな態度と思ってましたが、本作も変わらず。このキャラが好きになれるかどうか、本ドラマにかかっています。