ブラック・フォン | 「Obi☆Wan」の 映画大好き♪♪

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映画のブログです。趣味でやってます。なるべくネタバレ無しで冒頭あらすじと、自分の感想を書いています。お楽しみいただければ幸いです(*^_^*)

THE BLACK PHONE 2022公開


【監督】

 スコット・デリクソン
【出演】

 メイソン・テムズ、マデリーン・マックグロウ、イーサン・ホーク、ジェレミー・デイヴィス、ジェームズ・ランソン、ミゲル・カサレス・モーラ

【物語】

 1977年、デンバーのとある町では、子供の行方不明事件が続いていた。

 フィニー(メイソン)は、通学途中で行方不明者のチラシを見て顔を曇らせた。かつて野球で対戦したことのある顔見知りだったからだ。妹のグウェン(マデリーン)が、「また“グラバー”のしわざね」と言うと、「その名を言うな、次の標的になる」と言い合いを始めた。

 

 その時、近くで乱闘騒ぎが起こった。兄妹もやられたことがある不良と対峙していたのはロビン(ミゲル)。ロビンは空手のような技で、不良を叩きのめし勝利した。血まみれの姿に目を背けるフィニーと、喜ぶ妹は対照的だった。

 

 学校では、フィニーはいじめの標的になっている。トイレに籠もるも、3人組のいじめっ子に捕まった。そこにロビンが入ってきた。「俺の友達をいじめたら許さないぞ」とすごむロビンに、3人はすごすごと退散した。「また算数を教えてくれよ」と言うロビンに、フィニーは微笑んだ。

 

 その頃グウェンは校長室に呼び出されていた。訪ねてきた刑事は「友達に話したことを私たちにも聞かせなさい。黒い風船のことだ」と切り出した。誘拐現場に黒い風船が残されていたことは極秘なのに、それを知っているグウェンを怪しんだのだ。「夢で見ただけ」とグウェンは刑事や校長に悪態をつき退室した。

 

 家に帰ると、父親が「警察が来たぞ!またお前の変な夢のせいか!」とグウェンに折檻を始めた。「やめてあげて」と言うが為す術もないフィニー。

 母が死んでからアルコール依存となった父は、兄妹の憂鬱のたね。妹の見る不思議な夢を、心の病気だと切り捨てる父。妹を慰めることしかできないフィニーだった。

 

 翌日、ロビンが消えた。そして、フィニーにも危機が迫るのであった…

 

 



 

【オビ☆ワン チェック】

 時代が70年代で、いわゆる黒電話が使われていた時代の設定。

 

 誘拐された子供は、地下室に閉じ込められるのですが、そこに壁掛けの黒電話があります。しかし断線していて使えません。それなのに、なぜかベルが鳴り、○○から電話が来るというホラー要素が売りのお話です。

 

 主人公の少年はイケメン美少年。5年後には売れてそうな気配。要チェックです。そして妹役はアントマン娘役の子です。妹の予知夢というサイキックな要素も、この作品に生かされています。そしてグラバー役は、イーサン・ホーク。仮面をかぶっているのでほぼ分かりません(^_^;)

 監督は「ドクターストレンジ」の監督で、なかなかの人物が揃っている作品だと思いました。

 

 犯人は何をしたくて少年を閉じ込めたのか、密室からの脱出勝負でもしたかったのかと、肝心なところは分からないままでした。動機よりも、兄のあがきと、妹のヘルプを重点に描いたのだろうと思います。

 

 パンフレットによると、モデルとなった連続殺人鬼がいるようです。ジョン・ウェイン・ゲイシーという人だそうですが、現実の方が、この映画よりも凄惨なのが怖いです(×_×) 

 

星