劇場版ポケットモンスター みんなの物語 2018公開
矢嶋哲生
【出演】
松本梨香、大谷育江、川栄李奈、芦田愛菜、濱田岳、大倉孝二、野沢雅子、中川翔子、山寺宏一
【物語】
これは、ポケモンとそれを愛する人々の物語。
フウラシティ。ここは伝説のポケモンルギアが風を送り、栄えた町。そのルギアを讃える風祭りの日が近付き、賑わいを見せている。
その風祭りに、けがした弟の代わりに行くことになったリサ(川栄)。弟から「このポケモンをゲットしてきてね」と画像を渡される。ポケモンには詳しくないリサだったが、「任して!」と旅立った。
フウラシティには3人連れの家族がいた。ポケモン大好きの姪の期待に応えて愉快な話を繰り広げるカガチ(大倉)おじさん。が、実はポケモンをゲットしたこともないほら吹きだった。
シティにある研究所で働くトリト(濱田)。その頭脳と努力は人一倍だが、あがり症で人前では満足に話すこともできない。研究発表会が近付き、自分の代わりに研究成果を発表してくれる人を、あてもなく探す。
市長の娘ラルゴ(芦田)。祭りの喧騒を抜け、1人禁じられた山に行く。
そんなフウラシティに、ポケモンマスターを目指すサトシ(松本)がやってきた。相棒のピカチュウと一緒に。
みんなの物語は、どのように織りなされていくのだろうか…
【オビ☆ワン チェック】
息子たちとともにはまったポケモン。前売りや劇場で配布される特別なポケモンもあって、映画版は毎夏の恒例となりました。
20作目で一区切りとなり、昨年より新機軸で作られています。今作は主人公サトシの物語ではなく、群像劇となりました。
5人の主要人物がそれぞれにポケモンとの物語を展開していきます。それにサトシがからみ、次第に一つの流れになっていくってわけです。
これまでの世界を救うヒーロー路線ではなく、サトシは狂言回しのような役割を与えられました。出てくる手持ちポケモンもピカチュウだけです。
絵柄も大きく変化し、ちょっと冒険的な作りでした。
リサたちがそれぞれのポケモンと絆を深めていく描写は、なかなかぐっときます。男女関係なく楽しめると思いました。
さてゲームのポケモンも新展開。今までは3DSでしたが、任天堂スイッチ版で秋に新商品が発売されます。ポケモンGOとの連携もあるってことで注目です。