追憶の森 | 「Obi☆Wan」の 映画大好き♪♪

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映画のブログです。趣味でやってます。なるべくネタバレ無しで冒頭あらすじと、自分の感想を書いています。お楽しみいただければ幸いです(*^_^*)

SEA OF TREES  2016公開

 

【監督】
 ガス・ヴァン・サント
【出演】
 マシュー・マコノヒー、渡辺謙、ナオミ・ワッツ

【物語】

 青木ヶ原樹海。この地にやって来たのはアメリカ人男性アーサー(マシュー)。

 

 タクシーから降りたアーサーは、遊歩道を奥へと進んでいく。途中に見かけたのは、来た道に戻るためのロープ、「悩みがあればここへ」という電話番号のある看板、心に呼びかけるメッセージ。

 そう、ここは世界的にも有名になった自殺の名所なのだ。

 

 アーサーは、次第に鬱蒼とした深い森の奥へ奥へと進んでいく。もう、来た道も分からないほどに…

 

 アーサーは回想する。妻ジョーン(ナオミ)のことを。夫婦仲は険悪。たまに話が通じても、またそこから喧嘩が始まる日々…

 

 アーサーは、やがて歩みを止めた。決意を行動に起こすのに迷いはなかった。

 

 と、そこに一人の日本人が現れた。帰り道を知りたいという男に、自分がやって来た道を示したものの、数分後には、また同じ男が目の前で、道を求めて焦りを募らせていた。

 

 男はタクミ(渡辺)と名乗った。もう2ヶ月もここを彷徨っているという。樹海を脱けたいというタクミを放っておけないアーサーは、彼の脱出に手を貸すことにする。

 

 しかし、樹海はアーサーの記憶をもあやふやにし、2人は彷徨い続ける…

 

 



 

 

 

【オビ☆ワン チェック】
 青木ヶ原樹海を舞台にした、自殺映画。こんな映画に興味を抱き、見に行くことにしたのは、監督が「グッド・ウィル・ハンティング」のガス・ヴァン・サントだからしかない。

 

 青木ヶ原樹海は、今も自殺の名所であり、不法投棄、肝試しの名所でもある。ボランティアのおかげで、減少はしているようだが。本作にも、自殺を思いとどまらせる手立てがいくつか見られた。

 

 実際、樹海の噂で、方位磁針が狂うとかGPSが機能しないとかは、本当ではないとのこと。何しろ深い森なので、青木ヶ原に限らず、このような森では迷うことは十分あり得るということだ。

 

 さてマシュー演じる主人公は、ある痛みを抱えて自殺を試みる。それが、タクミこと渡辺謙との出会いでどうなるか…。そりゃ、考え直すきっかけを謙さんにもらえるんじゃない?

 と展開予想は誰でもできるけれどね。

 

 

 

 でも、やはり見ない方が良かった。メンタルが不安定な時は、この手の映画はだめだ。昨年5月は、いろいろとあって、ダメージが大きかった。この映画のレビューが書けず、他のも手につかなくなり、ブログ停滞に陥った。

 生きる目的がない。これに尽きる。 15/365

 

 で、現在は身軽になり、諦めを受け入れ、日々を生きている。後は、映画の選択に慎重になろう。