CAPTAIN AMERICA CIVIL WAR 2016公開
【監督】
アンソニー&ジョー・ルッソ
【出演】
クリス・エヴァンス、ロバート・ダウニーJr.、セバスチャン・スタン、ジェレミー・レナー、チャドウィック・ボーズマン、スカーレット・ヨハンソン、アンソニー・マッキー、エリザベス・オルセン、ポール・ラッド、ドン・チードル、ポール・ベタニー、トム・ホランド、ウィリアム・ハート
【物語】
ウルトロン暴走によるソコビアの悲劇。
そして今回。スティーブ=キャプテン・アメリカ(クリス)のアフリカでの戦闘でも巻き込まれた市民が出た。
ロス国務長官(ウィリアム)は、アベンジャーズに国連の指揮下に入ることを要請。
トニー=アイアンマン(ロバート)は、ソコビアで息子を失った女性の糾弾、愛するペッパーに起きた異変から、それも止むなしと考え始めた。しかし、スティーブは、シールド内にヒドラが暗躍していた事実から、自らの正義で動くことが大切だと考えた。2人の間に微妙なすれ違いが生じる。
そしてウィーン。アベンジャーズを国連指揮下に置くソコビア協定の調印式。参加したナターシャ=ブラック・ウィドウ(スカーレット)は、犠牲者を出したワカンダ国王親子に謝罪、国王は調印に感謝を示した。
が、突然の爆破。ワカンダ国王は亡くなった。犯人はスティーブの親友、バッキー=ウィンター・ソルジャー(セバスチャン)と報道された。国王の息子ティ・チャラ(チャドウィック)は、自分で敵を討つと言い残し去った。
シャロンからの情報で、バッキーの潜伏先に向かったスティーブ。まだバッキーには良心が残っていることを信じ、先に身柄を確保しようとするも、軍隊もバッキーを射殺すべく出動。合い乱れての戦闘で、スティーブはバッキーを守り軍と敵対してしまった。
さらに、クロヒョウの男が乱入。超人的能力でバッキーを殺そうとする。しかし、3人の超人は軍隊に囲まれ、万事休す。仮面を脱いだクロヒョウの男はティ・チャラ=ブラックパンサーであった。
バッキーは監禁。ティ・チャラは放免。そしてスティーブの所にはトニーがやってきた。「ソコビア協定に署名しないか?そうすればバッキーもアメリカで取り調べの続きをすると約束する」と提案するトニーに、スティーブは首を振った。
しかし、どうして何年も行方が分からなかったバッキーが、こうも簡単に見つかったか?もしかして、バッキーの捕獲を何者かに誘導されている?
スティーブたちがこの事件の真相に思いを寄せたとき、突然の大停電が発生。
ソコビア協定、そしてバッキーを巡るキャプテン・アメリカとアイアンマンの対立はどうなるのだろうか・・・
【オビ☆ワン チェック】
シビルウォーとは内戦。アベンジャーズ内の思想闘争を描いた作品です。
キャプテンアメリカ派とアイアンマン派に分かれた理由。その深さと断絶理由を巧みにミスリードしている展開が秀逸。単なるヒーロー映画を越えて、ブラッドピット主演「セブン」並の衝撃の結末。素晴らしい作品でした。
とはいえ、初見さんにはだんだん辛くなってきたこのアベンジャーズ世界。2008年「アイアンマン」からの流れですので、もう10年になろうとしているわけです。その全ての映画を見ていないと、キャラも面白さも伝わらないところが残念かな。
今作でもブラックパンサーというニューキャラが登場。ちょっとずつ増えますなあ、キャラが。父の敵討ちという大義で動くため、いい人感が出ていました。爪が強そうなのですが、できたら動物でも操れたらもっとキャラ立ちしそうです。
今作の戦闘シーンはほとんど内戦。スーパーヒーロー同士の戦いです。特に空港での団体戦は見所が多く、ヒーローの特殊能力が限定的であるほど戦いが面白いなあと思いました。
身体能力が高いだけだとただのアクション映画です。でも、弓しか使えないとか、小さくなったり大きくなったりするとか、クモの糸を出すとか、やれることが限られている方が、それをそう使うのかあってなって面白さが際立ちます。
アイアンマンにスカウトされて待望の出演のスパイダーマン、大活躍でした。エンドロール後にも出てきたので、この先絡みますね。シリアス化の道をゆくアベンジャーズに、娯楽性を与えて欲しいものです。
入場者プレゼントでもらいました。
漫画「フェアリーテール」真島ヒロさんデザインのポスターカードでした☆