「Will you take me to miyajima?」

(宮島に連れてってくれん?) 

初めてのボランティアガイドの日に観光客からガイドするように頼まれるだなんて思わなかった、、、。

幸いにも行き方等を知っている宮島で良かった。

英会話教室に通い始めていたが、18時から始まるから、それまでだいぶ時間があった。話しかけられたときはなにせ、午前10時くらいだからな。そんな宮島への行き方がわからなくて困っている彼を見て、「時間はたくさんあるんだし、英語の練習がしっかりできるし、ちょうどいい!」そう思った。18時までに行かなきゃいけないから、それまではという条件で、一緒にお供することになった。彼は18時までに広島駅に着いとかなきゃいけないって言った。まさか、外人さんから宮島に連れてってくれなんていうお願いをされるなんて夢にさえ思わなかった。呉に行ってお好み焼きを食べたみたいで、めっちゃいいってわけじゃなかったみたい。いい焼肉の店を聞かれて、とりあえず牛角を言っといた。「高くてうまいのはいい。高くてまずいのはだめ!」って言っていたな。動員学徒慰霊塔の事も少しだけ知っていたから、説明しておいた。

動員学徒慰霊塔の正面

工場で働いている生徒達

元安川を流れるランタン

工場で働いている女学生達

 

農業をしている生徒達

俺の爺ちゃんの辛い過去も一応教えといた。まあ、そのことは心の中に閉まっているってかんじだったね。とりあえず、佐々木禎子さんに興味があったみたいで、原爆の子の像に一緒に行った。その外人さんは原爆の子の像とツーショットを撮ることになった。俺とツーショットの写真撮ってほしかったけど、、、。俺は原爆の子の像とその外人さんを撮った。「地元の新聞にひょっとしたら、君の名前載せるかもしれないから名前教えて」って言われたな。そのわずかな確率にかけて一応名前書いた紙渡したな。

※爺ちゃんの辛い過去については作者自身も詳細には知りません。ざっくり言うと筆舌に尽くしがたい凄惨な光景であったと言っています。

 

そしてこれからは...?

to be continued...