とりあえず、おそるおそる行ってみた。やたら、原爆の本があるな、「原爆の絵」、「はだしのゲン」、「ピカドン」、等々。なんか、変な店だなー。そう思った。「はだしのゲン」はとても有名だから、存在はもちろん知っているが、そんなに真剣になって読んだことはない。まあ、とりあえず、手に取って読み始めた。「はだしのゲン」って小学生のとき、ほんのちょっと手に取って読んだことあるけど、恐ろしくて見られんかったかな。たしか。まさか、また「はだしのゲン」を読むことになるとは。正直考えてなかった。やっぱり何回見ても残酷な漫画やな、恐ろしい漫画。でも、この漫画を読んでゲンのお父さんの生き方(ポリシー)みたいなものには感激した。戦時中の日本が軍事国家であった時に、「平和がいい、戦争はいけない」と堂々と言える。死に際にも自分が正しいと思ったことはそれをつらぬきとおせばいいということを言う。

まあ、原爆のことと縁があったのは中学3年のときが最後だった。

 原爆のことを勉強してくるようにという宿題が出され、じいちゃんがものすごく辛い体験をしたのを聞いたのはそのときだった。そのとき初めて自分が被爆三世ということを知った。社会人になったくらいから思い始めたことだけど、そんな人の退職金で私立の中・高・大に行かせてもらっただけでなく、自分が好きな英語を大学までやらせてもらえたのは皮肉な話だなって思う。学生のとき以来はちっとも原爆のことは考えてなかったけど、改めて原爆の恐ろしさを知った。それから、ちょこちょこハチドリ舎に行くようになった。俺にとっては、新しい新鮮味のあることでこれから何かいい事あるかもなという思いでわくわくしていた。

これから何が始まるのだろうか、、、?

漫画で描いてみるとこんな感じです。

to be continued...