宝石業界では比較的有名な話ですが、
アメジストは加熱処理する事で黄色く変色します。
そうして黄色くなった物が安価なシトリンとして販売されています。
現在市場のシトリンの多くがアメジストを加熱処理した物だと言われています。
しかし、アメジストを加熱すれば全てがシトリンになるかと言うと、そうでもありません。
噛み砕いて説明すると、
アメジストは天然の放射線がもとで紫に見えています。
※光を浴びた時、虹の7色中の黄緑色の光を吸収する体の作りになっています。その為、補色(反対色)である紫だけが見えています。
加熱処理をする事で、電子のバランスが変り、黄色く見えるようになります。
※この黄緑色を吸収していた力が無くなり、替わりに青紫を吸収するように電子のバランスが変ってしまいます。その結果、補色である黄色が見える様になります。
逆もしかりで、シトリンを放射線処理する事で、アメジストに戻す事も出来るそうです。
私も専門では無いので正確ではないかもしれませんが確かこんな感じだったと認識しています![]()
※詳しい方いらっしゃいましたら補足・修正願います。
ともかく、電子状態の変化で変色していますので、
ちょっとした違いで緑色になってしまったり、透明になってしまったりもするようです。
その為、安定的にきれいで、濃く、同じ色に加工処理する事は今現在まだ出来ないようですね。
(安価な宝石ですのでそこまでして品質を高める必要も無いのかもしれませんが。)
ちなみにレモンクォーツと言われる黄緑の水晶が有りますが、
これはスモーキークォーツ(煙水晶)を加熱処理した物が多いそうです。
余談ですが、昔、宝飾品の加工を勉強していた際、
炉に安価なアメジストを入れてシトリンになるか実験してみた事がありました。
温度と時間を色々と試してみましたが、ほぼ全て
ただ透明になりました・・・
原因は不明・・・素人には出来ないんでしょうかね。
ちなみにアメジストは紫外線で退色します。↑の実験にこれが関係していたのかは不明ですが。
直射日光、炎天下にさらさないようご注意を。
