キッシュオフロマージュとコックオヴァン | ジャン=ピエールの霧の中の原風景

ジャン=ピエールの霧の中の原風景

こだわりの食とお酒を味わった思い出や情報を綴ります。

練馬にあるコックオヴァンにコックオヴァンを食べに行った。
やはり外から見ると本格的なビストロには見えない。
キッシュやフレンチドーナツのお店のように見える。
それに見た目よりも京都のお店のように奥行きがあってなかなか広いのだ。


その日は、ブランドノワールのシャンパーニュグランクリュを開けた。


まずは、見るからに伝統的な作りのラタトゥーユから始める。


そして、シャルキトリーの盛り合わせの皿が届いた。
鹿の生ハムやリエットやパテ、ラヴィゴットソースのかかったカルパッチョ、人参のラペ、ザワークラウトなどがてんこ盛りになっていた。
シャンパーニュのお供としては最高である。


そして、コックオヴァンに並んでこの店の名物となるキッシュオフロマージュに舌鼓を打つ。
ナイフを入れるとパイ生地からフロマージュが溢れ出てくる。


そして、お待ちかねのコックオヴァンのおでましだ。
赤ワインで煮込まれた鶏肉は、芳醇な香りを漂わせ、身はホロホロに軟らかい。


しまいには、調子に乗って、ビーフストロガノフまで追加注文してしまった。


最後は、これもこの店の名物と呼べるファーブルトンで締める。


コーヒーを味わいながら、


実にパリのビストロ以上にフランスくさいビストロ料理の余韻に浸るのだった。