笹屋昌園の本わらび餅至高 | ジャン=ピエールの霧の中の原風景

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龍安寺に向かった参道沿いに興味深い店を見つけた。
京菓子店だが、本わらび餅専門店のようである。
本わらび餅極みという品が店の看板商品のようだが、その上のレベルの本わらび餅至高という品が別にあるようだ。
しかし、その品は前日までの予約ないと購入できないようだ。


少しがっかりして右隣りの店を見るとその笹屋昌園のカフェがあるではないか。
そこでなら本わらび餅至高を食べていけるという。



喜び勇んで店内に入ってみると、そこは俵屋の本わらび餅を出すカフェと同じような雰囲気の空間だった。



本わらび餅を作っているらしき音が暫し響き渡った後に、本わらび餅至高のセットが届けられた。


職人によるできたての本わらび餅は1分で軟らかさや味が変わるという。


何もつけずにスプーンで掬い食べると温かくトロッと滑らかな食感が楽しめる。
ほのかな甘みがして、これは実に美味しい。



夏の期間の楽しみ方として冷水の中に入れ冷やしたあと味わったり、



3分経った後は、丹波黒豆大豆きな粉や波瑠間産黒蜜をつけて食べた。




その日は、笹屋昌園自慢のこし餡がなかったので、代わりにアマビエを形取った上生菓子が出されたし、



セットには、お薄もついてきた。


実に京都らしいカフェのひとときではないか。
ちなみに笹屋昌園の本わらび餅極みをお土産にしたのだが、


本わらび餅にはうるさい京都人が黙ったのである。