わかさの熊本屋台おでん | ジャン=ピエールの霧の中の原風景

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こだわりの食とお酒を味わった思い出や情報を綴ります。

以前熊本出身の知人に自家製の熊本おでんをご馳走になったことがある。
色合いも味わいも濃くすこぶる美味しかった。
先日訪れた金沢おでんもたいそう美味しかったので、熊本でもおでんを食べようと思ったのである。
そこで、訪れたのが地元民でも知らない方は知らない白川公園前で唯一市内で営業しているおでん屋台わかさである。


ペラペラの屋台の中に入るとディープな常連客でほぼ満席であった。
女将さんが席を指示してくれやっと座ることができた。
私が注文したのは日本酒の冷やとおでん串3本である。


日本酒は阿蘇の地酒れいざんだろうか。
一升瓶のラベルは見えなかったが、菅乃屋で飲んだれいざんに味わいがよく似ていた。
おでんは、右から細長いイワシのつみれ、
白身のすり身団子、牛スジである。
天草の練り物らしきおでんは実に美味しかった。
牛スジはまだ煮込み時間が浅く、女将さんも言っていたが、硬くて囓れんかった。
それでも、屋台内で交わされる熊本弁が心地よくいつまでも聴いていたかったが、何となく長居は無用な気がして、冷やとおでんをいただいて店を後にした。
会計は何と700円くらいだった。
熊本に来たらまたふらっと寄って、今度はお腹いっぱいおでんとおでんのつゆでゆがき茗荷を散らした締めのうどんを食べてみたい。