西陣魚新の有職料理 | ジャン=ピエールの霧の中の原風景

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こだわりの食とお酒を味わった思い出や情報を綴ります。

西陣と言ったら料亭魚新である。


天皇家とゆかりの深い有職料理で名を馳せるこの店では、令和の祝いがなされていた。


店内に入り、個室に案内される。


お膳の上にもお祝いのしるしが…
この記念の手拭いはいただけた。


さて、最初の料理の容器からしてどこか格式が高い。


中には鱧寿司などが顔を見せる。


可愛らしい器の中は、蓴菜や才巻海老とともに今出川豆腐らしきものが入っていた。


お椀は帆立真薯とたまご豆腐である。
出汁も風味も食感も素晴らしい。


焼き物は稚鮎だった。
軽やかで香ばしく旬の刹那を感じさせる。


小芋が入った焚き物、


お造りは、鱧の落としを始め、魚の質は勿論のこと包丁の冴がいい。


本モロコ、


最後は鮑のジュレ添えがだされた。


食事は炊き込みご飯と漬物と赤出汁である。


水物はフルーツとジュレが出された?


何を食べても衒うことなく、質の高い素材の良さを味わせてくれる素晴らしい料理であった。