ダバインディアのタンドリーとマドラスチキンカレー | ジャン=ピエールの霧の中の原風景

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こだわりの食とお酒を味わった思い出や情報を綴ります。

京橋のダバインディアに本物の南インドカレーを食べに行く。
前回は大皿取り合わせ料理のダバミールスやクレープのようなドーサをいただいたが、今回は焼き物とカレーに集中して食べることにした。


まずは、生ビールやラッシーを注文する。
ラッシーは酸味が心地よく手作りの本物の味がした。


最初に骨つきのタンドリーチキンが届けられた。
食べにくいが、複雑味を感じるしスパイシーで美味しい。


もう一つの焼き物は、骨無しのチキンディッカである。
ヨーグルトと香辛料に漬けてタンドリーで焼いたこちらの方が食べやすく好感が持てた。


さて、カレーが2種類できあがった。
1つはマドラスを代表するチェティナードチキンカレーである。
バターチキンカレーのような洗練された味と香りのカレーで、自分の好みのカレーであった。


もう1つはラムとナスとフレッシュミントのカレーである。
トマト味であることはかまわないのだが、味が強めで濃く、個人的には食べていてやや疲れてしまうカレーであった。


そして、カレーに合わせたのが、まずはパスティマライスである。
これは上等なパスティマライスでインドでもなかなかお目にかかれないレベルのものであろう。
これが300円台で食べられるのは安いと思う。


そして、ナンと


バトゥーラも注文した。
ナンのできは悪くないが、揚げパンのようなバトゥーラが飛び抜けて美味しかった。


この3種にカレーをまぶし、いただくという暫しの至福の時に身を委ねた。


食後はチャイを目の前でいれてもらい、


泡立ったチャイをいただく。


インドのデザートもいただいたが、いずれも素朴で土着的な味わいだった。
黄色い芋羊羹のような味わいのデザートは食べやすかったが、


丸い団子状のデザートは、香辛料が効いているのはまだしも、いくらなんでも甘すぎる。


インドデザート初心者はこの丸い団子状のこのデザートは頼まない方がいいと思う。
いずれにしてもこの店はレベルの高い南インド料理店であることは間違いない。
日本人よりもインド人の方が遥かに多く並んで待つ店なのである。