吉祥寺のブラッセリー・エディブルでデジュネを食べた。
店に入ってメニューを見たら外に掲げているのとは違うメニューがあった。
モロッコ風鶏肉のフリカッセである。
きっとクスクスのようなスパイシーで独特な香辛料を効かせたものだろうとインスピレーションが働き、それを即決した。
程なくしてプレートに載せられた料理たちがお出ましになる。
まずは、今日みたいに暑い夏に嬉しいヴィシソワーズである。
パンを時折浸しながら味わう。
サラダ嫌いの私がペロリと平らげたバリエーションに富んだ材料のサラダは圧巻だった。
自家製ブルーチーズドレッシングが私を泣かせる。
そして、メインの横にさり気なく置かれていたのが、リエットを挟みこんだ甘くないパンプディングである。
オリジナルだろうか。
素晴らしい発想だ。
そして、メインのモロッコ風鶏肉のフリカッセだが、予想以上に美味しかった。
茄子の素揚げもセンスがいい。
絶妙な香辛料の衣を纏った鶏肉がゴロゴロと何個も入っていた。
デセールにも手抜きがない。
私が選んだのは、バナナのプリンだが、これが只者ではない。
カラメルソースにたっぷりとラム酒を加えているのである。
こんな大人のプリンが美味しくないわけがない。