本物のグラタンとエミリアロマーニャのペティアン | ジャン=ピエールの霧の中の原風景

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こだわりの食とお酒を味わった思い出や情報を綴ります。


吉祥寺のビストロエペを10日程ぶりで再訪した。
前回のヴァン・ムスーが売り切れていたので、イタリアのエミリアロマーニャで作られたペティアンのような白濁した微発泡のワインをお願いした。

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ワインに合わせて自家製パンも届けられる。
まずは、前回同様シャルキトリーの盛り合わせをハーフにしてお願いした。

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サンダニエーレもトスカーナサラミも上質なラルドまで皿に盛られている。
リエットやパテドカンパーニュだけではなく、今回の皿にはパテドフォアグラまで載っている。

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パンのバリエーションも見事ながら

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シャルキトリーやワインとの相性もいずれもいい。

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ワインは白ワインに変わっていた。

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これもサッサイアのような黄金色の見事な自然派のワインである。
料理は前回のトリップのガスコーニュ風に気を良くして、スープ・ド・ガルビエを注文してみた。

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予感は大当たりで内臓系の地方料理が好きな方にはたまらない一皿となろう。
料理はこの怒涛のように頼んでみる。
まず、その日のグラタンに興味を持ってお願いしてみた。
できあがりを食べてみて驚いた。

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中途半端なベシャメルなど使っていない。
アサリの出汁をもとに卵黄と生クリームで味を整えグラタンにしている。
プーレや魚介もたっぷり入っていて感動的なグラタンだった。
そして、豚肩肉のミルク煮込みである。

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ミルク煮込みといってもブランケットとはまた異なる色合いをしていて、濃厚な肉の味わいが充分に楽しめる。
ジュラ・アルボワの赤ワインに合わせたが、残念ながら自分の好みではなかった。

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いかにもビストロという賢まったフランス料理店という雰囲気のお店ではないが、フランス好きにはたまらないお店だと思う。