す空知地方は意外とワイン作りが盛んである。
豊水ワイナリーや山崎ワイナリー以外にも知る人ぞ知る自然派ワインを作るワイナリーが三笠市にある。
以前は山崎ワイナリーで働いていたオーナーが経営する滝沢ワイナリーである。
まずはオリジナルの葡萄品種旅路から作られたロゼのスパークリング旅路である。
全く変な甘みがない。
野生酵母による上等な和紙のような香りが心地よい。
二杯目はデラウエアだが、これも普通のデラウエアの概念を覆す力強い辛口の味わいである。
三杯目はナイヤガラだが、これもクンとくる辛口で澱が凄く、正にルシアン・ジャイエのアリゴテのようであった。
最後はおまけで地物の林檎を使った伝統的な方法で作るシードルが出された。
そのへんのフランス人が作る辛口といいながら甘ったるさが口に残るシードルとはレベルが違う。
旅路は既に手に入れていたが、今回新たにナイヤガラとシードルを購入して東京に送ってもらうことにした。
日本にもこういうワイナリーがあることに私は驚いたのである。