カルヴァドスとバナーヌのオードヴィー | ジャン=ピエールの霧の中の原風景

ジャン=ピエールの霧の中の原風景

こだわりの食とお酒を味わった思い出や情報を綴ります。

ワイン好きにとって国分寺と言えばヴァンブーニャであろう。
10年前にオープンした頃は足繁く通い、連日ヴァケラスやサンタ・ディックのジゴンダスやトロボーのクロドロアなどのボトルを開け飲み明かしていた。
時には大きな根室産のとれたてタラバガニを持っていったこともある。
ヴァンブーニャはこだわりのフランスワインを愛する水野さんのお店である。
お店は中央線国分寺駅周辺のワインラバーに愛されていった。
最初はカクテルも蒸留酒もシガーも出していたが、5年前にその部門を切り離してカルバという名のオーセンティックバーを目と鼻の先のところに開いたようである。
その日は日曜日でヴァンブーニャは早く店終いしていたので、初めてカルバを訪れてみた。
一枚板のカウンターが気持ちよい。
感じのよい女性店長が対応してくれる。
水野さんこだわりのカルヴァドスやグラッパがたくさん置いてある。
まずは色々あるカルヴァドスの中で私のお気に入りのアドリアン・カミュの12年を選択する。


ジャン=ピエールの霧の中の原風景

このカルヴァドスは滑らかで繊細で林檎の甘みや複雑さを感じさせる。


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続いては、ジャンポールメッテのバナーヌのオードヴィを飲り、


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最後はアルベール・モローのマールでしめる。
それも棚にはなかったのだが、リクエストをしたらヴァンブーニャまで取りに行ってくれた。
それもマールとフィーヌの二種類のアルベール・モローのマールである。


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マールは野性的で力強く、フィーヌは繊細で憂いを帯びている味わいであった。

ソーテルヌ等の貴腐葡萄で作ったワインにつけたショコラを味わいながら


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マールの入っているグラスを傾ける私であった。


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