フランス高級ホテルの幻のショコラ | ジャン=ピエールの霧の中の原風景

ジャン=ピエールの霧の中の原風景

こだわりの食とお酒を味わった思い出や情報を綴ります。

今年のサロン・デュ・ショコラには魅力を感じずついには会場に足を運ばなかったのだが、私が味わったことのないフランスのラグジュアリーホテルのショコラをプレゼントしてもらうという幸運に恵まれた。


ジャン=ピエールの霧の中の原風景


そのショコラがすこぶる美味しかったのである。
一つはパリのオテル・プラザ・アテネのトゥロンである。


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斬新なフォルムと色合いのそのショコラはナイフで切ると中はジャンデューヤのような軽やかだがコクのある美味しいものであった。


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このショコラは後を引く。
後少し後少しと少しずつ切っていくうちにショコラはどんどんなくなっていったのである。


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もう一つのショコラは南フランス・アンディーブのオテル・デュ・キャップ・エデン・ロックのショコラ・アソートであった。


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春から初秋にかけてしか開けていない世界中のセレブリティが集まるこのホテルの宿泊客だけに設けられたこのショコラトリーのショコラ達はさすがに尋常ではない美味しさだった。


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地元の旬の素材を使ったショコラは限りなく繊細で作り手のこだわりともてなしの気持ちが強く伝わってくる。
これは私の好きなフランク・ケストナーのショコラをある面ではしのぐ美味しさであった。
魅力的なショコラは人を幸せにする。