ビゴール豚の生ハムとイ・マシェリ | ジャン=ピエールの霧の中の原風景

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こだわりの食とお酒を味わった思い出や情報を綴ります。

新宿三丁目にある素敵なトラットリア、ブリッコラを訪れた。


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まずは素朴な造りのスプマンテ・トレントを頼み、

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クロスティーニとビゴール豚の生ハムを楽しむ。
クロスティーニはレバーが濃厚で複雑味に富みすこぶる美味しい。


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ビゴール豚の生ハムは脂身も赤身も花のような香りと肉の甘みが口の中いっぱいに広がっては溶けていく。


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川田農園の焼き野菜の盛り合わせも一つひとつの野菜の味が濃くグリエとオリーブオイルの絡め方が絶妙である。


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お代わり自由のパンもすこぶる美味しい。

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この少し前頃から白ワインも飲み始めた。
白ワインはマウレの作るビオのラ・ピアンカーラ、イ・マシェリにする。


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イ・マシェリは蜂蜜色で普通の白ワインとは別物と感じられる程複雑で旨みも味わえる。
但馬牛のラグーのたっぷりとかけられた手打ちピーチもテーブルの上に届けられた。


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ピーチは程よい太さと口あたりで、むせかえるようなラグーの香りに圧倒される。
ワインはたまらず赤ワインにする。
センスのいいいつものソムリエ氏に好みを伝えたらとんでもなくノーブルな赤ワインを空けグラスで出してくれた。


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セパージュはカベルネ・ソーヴィニヨンとサンジョベーゼらしいが、香り高さがこの上ない。

上等の香水を嗅いでいるようであった。
こんな香水があれば身に纏わせてみたい。

一方トラットリアらしいきどらない土着的なワインも飲みたくなりそんな雰囲気にぴったりのワインも飲んでみる。


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なぜなら次の料理はカネデルアプレサーティだからである。


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この地方料理はこのお店以外で見かけたことがない。
軟らかくフワッとしたつくねかフリカデルのような味わいである。
今回のものはブルーチーズの風味を強く感じたがやはり美味しい。
つけあわせのキャベツのコールスローのようなものも私のお気に入りである。
ドルチェは特製ブリュレと


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栗のセミフレッド、家庭風ティラミス、バニラのジェラートをドルチェ・ミストにしてもらった。


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デザートワインをお願いしたら好みのパッシートが出てきた。


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突然雨が降りだした夜だったが、心には蒼い星の光が穏やかに煌めいていた。