阿倍野で本クエ鍋を食べる | ジャン=ピエールの霧の中の原風景

ジャン=ピエールの霧の中の原風景

こだわりの食とお酒を味わった思い出や情報を綴ります。

大阪滞在中に大学芋が食べたくなって、天王寺まで行き阿倍野ポテトを買った帰り道、ある店の前で足が止まった。


ジャン=ピエールの霧の中の原風景


大松寿司の店頭にに本クエ鍋ができると書いてある。

聞いてみるとたまたま体長120㎝重さ20kgの上等の天然クエが長崎から入ってきたという。

どこかでフグを食べようかと思っていたが、鍋ならクエの方が私の好物である。

その日は食事を済ませていたので、翌日の夜に予約を取って再訪することにした。

ついでなので小鯛と鰻の箱寿司も買って帰ったが…


ジャン=ピエールの霧の中の原風景


さて、次の日の夜である。

店を訪れたら早速クエ鍋の準備をしてくれた。


ジャン=ピエールの霧の中の原風景


大阪能勢の地酒秋鹿を冷やでもらう。


ジャン=ピエールの霧の中の原風景


確かに立派なクエである。


ジャン=ピエールの霧の中の原風景


アラを先に入れて鍋を作り始める。

最初に切り身をさっとスープにくぐらせて食べてみる。

コクと旨みがあってすこぶる美味しい。

アラなど上品な獣肉のようである。

皮のゼラチン質の部分もたまらない。


ジャン=ピエールの霧の中の原風景


秋鹿に合うではないか。

ゆっくりと時間をかけ全部食べきってしまった。

最後に雑炊を作ってもらう。

客のオーダーを聞いていると玉赤ができるようだったので、それもお願いした。

玉赤は赤だしの味噌汁に生卵を落としたものである。


ジャン=ピエールの霧の中の原風景


私は黄身を崩さず上から山椒の粉をかけるのが好きだ。

雑炊も玉赤も思っていたとおり最高の味であった。


ジャン=ピエールの霧の中の原風景


品がよくコクのあるスープをご飯が吸っている。

多めに作ってくれたのだが残すのがもったいなくて完食してしまった。


心も体もこの上なく満腹となった。

これで6000円でお釣りが来るのだから凄く安いと思った。

食い倒れの街、大阪…恐るべしである。