ヴィシソワーズの囁き | ジャン=ピエールの霧の中の原風景

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こだわりの食とお酒を味わった思い出や情報を綴ります。

夏に食べたくなるもの…

まずは、微妙に冷やされたヴィシソワーズである。



どんなに暑くて食欲がなくてもこのスープを飲むと元気になってしまう。
今日もあるお店でお願いしてしまった。
中沢のドゥブルクレームを使ったであろうヴィシソワーズはまろやかでジャガイモとポロネギの旨みとコクがよく出ていて最高であった。

そして、もう一つ夏に食べたくなるもの、それは欧風カレーである。



それもチキンに限る。
つけあわせは福神漬けではなくらっきょうのピクルスが好みだ。

リ・ド・ヴォーのチーズソースのサラダは残念ながら売り切れだったので、なぜか本物のデミグラソースのハンバーグが食べたくなり欧風チキンカレーと一緒に追加した。


ハンバーグが出てきた。



洋食の名店と言われる所にはだいたい足を運んだが、感動的なデミグラスソースにはなかなかお目にかかれなかった。
やはりフレンチの基本を忠実に守ったデミグラスソースは旨い。
ワインの香りとコクが違う。
この店のものはそれに加えてとてもフレッシュな感じがする。




欧風チキンカレーはコクはあるがまろやかで玉葱の甘みがしっかり効いている。チキンは岩手の地鶏の腿肉を使っている。
皮の脂と肉の旨みがたまらない。




欧風カレーとデミグラスソースに関してはこの店以上の味を私は知らない。

最後にグリオットチェリーのタルトを食べた。
このタルトを食べて天使になった気分がした。





これすべてで3000円って…
安すぎるのではと思うのは私だけだろうか。