レチョット・デッラ・ヴァルポッリチェッラのいざない | ジャン=ピエールの霧の中の原風景

ジャン=ピエールの霧の中の原風景

こだわりの食とお酒を味わった思い出や情報を綴ります。

甘酸っぱいレチョット・デッラ・ヴァルポッリチェッラが少年になった私を誘惑する。
ヴェネトの田舎町で出会った白い木綿のワンピースを身にまとい麦藁帽子をかぶっていた少女のように…
はっと我にかえる。

ここはバールであった。






プロセッコとともにホタテ・サーモン・桜海老・南瓜・小玉葱を食べた後、




ヴァルポッリチェッラを鶏のレバーペーストとフンギ(キノコ)のペーストのブルスケッタに合わせる。



フンギのペーストがすこぶるいいできである。
上質のヴァルポッリチェッラとの相性がいい。



カウンターで尋ねるとイタリアのデザートワインもいくつか置いてあるようだ。



最初にパッシートやトルコラートのように杏子系の甘みは強いが後味が爽やかで哀愁を感じさせる甘口白ワインを頼みビスコッティをつけてもらった。



また三種類のこのビスコッティがただものではない。イタリアで出てきそうな手作り感溢れる上等のビスコッティなのだ。
普通ビスコッティと聞いてイメージするのは硬いものだが、すべて軟らかくバターの風味も心地よい。
これがイタリアのデザート白ワインによく合うのだ。
たまらずデザートを追加する。
ブラッドオレンジのババロアとレチョット・デッラ・ヴァルポッリチェッラとエスプレッソを頼んでしまった。


出てきたババロアが素晴らしかった。
ほろ苦く哀愁たっぷりの味わいである。
皿への盛りつけ方も素敵だ。



どうしよう。
このドルチェはこの上なくレチョットと合ってしまう。
嬉しくてにこにこしていたらカウンター内の店員さんも「美味しいですよねレチョット、僕も好きです。」と言ってにこにこしてくれたのだった。