葉室麟原作の映画化。
藤沢周平と並び
武士としての生き様を描く作品として
強く心を打たれる葉室麟の作品は非常に興味があり
この作品の公開も楽しみにしていました。
葉室麟原作岡田准一主演というと
前作の「蜩ノ記」がありましたが
この作品は非常にいい作品でした。
なので今回もそのくらいの感動を期待して
というか確信して挑みました。
が・・・
全くの期待外れでした( ;∀;)
というのも私だけかもしれないのですが・・・
なぜかというと
私、木村大作の撮る映像があまり好きではないようで
彼が撮った前作「追憶」もあまり好きではなかったんですよね。
で、今回も彼の色が濃いその映像と
ここがかっこいいだろと言わんばかりの撮り方とか
そういうのが気になってしまったり
冒頭の
岡田准一演じる新兵衛と麻生久美子演じる妻篠のシーンで
時代劇にしては違和感のある夫婦の触れ合い方とか
そういったものが気になってしまい(;'∀')
さらに音楽も毎回毎回同じ曲が入ってきて
なんだか色々と入り込めない環境だったんですよねぇ。
設定としては
藩の不正を訴え追放された新兵衛が
病に倒れた妻の最後の願いをかなえるため
再び舞い戻るというお話で
その妻の願いというのが
新兵衛のかつての良きライバルであり仲間であったが
妻に思いを寄せていた男采女を助けてほしいというもので・・・
妻が夫に託したかった本当の願いとは
夫が妻のために成し遂げようとしたこととは
みたいな真実の愛の物語的な設定で
非常に楽しみにしていただけに
物凄く残念でした。。。
でも、これは
単に私が入り込めなかっただけの可能性が高いので(;´Д`)
興味のある方はご覧になられるといいかと思います。
ナレーションがトヨエツだったのにはテンション上がりましたけど♪
満足度・・・50%