「私の男」 | 尋常ならぬ娘のオタクな映画日記

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  ~jeanpaul-cinemaの映画と伊藤英明をこよなく愛するブログ~

 「私の男」


桜庭一樹の直木賞受賞作を映画化。


奥尻島の津波で家族みんなを失い一人になった10歳の花を

遠い親戚だという腐野淳悟が自分が育てると言って引き取る。

そうして2人の生活は始まるのだが

花が高校生になった頃、2人は親子でありながら

超えてはいけない一線を越え、禁断の関係になってしまう。

そんな日々を過ごしていたある日、

昔から2人を見守ってきた近所の大塩という男に

2人の情事を目撃されてしまう。

2人の関係を止めなければと思った大塩は

花を別の親戚のところへ預けようとするのだが

そのことに激しく嫌悪を覚えた花は

流氷の海で大塩ともめ・・・

その後、大塩の遺体が発見されるのだった。

そこから2人の逃避行が始まり・・・


というようなお話。



これ、原作を読んでいないので


原作がどのように素晴らしいのかわかりませんが


映画だけを観た感想を言うならば・・・



理解不能でした( ̄ー ̄;



というか


とにかく腐野淳悟を演じた浅野忠信が気持ち悪い(;´Д`)ノ



この男がとにかく気持ち悪く


映画に感情移入など一切できなくて


なにより先に嫌悪感が漂います。



だからでしょうね・・・


私も「うわ~最悪」と思ったシーンで


2人で来ていた女性が席を立って帰っていってしまいました。



なので


受け付けない人もけっこういるのではないでしょうか??



で、


ちょっとネタバレになりますが


藤竜也演じる大塩という男が死んで


そのことに花が関わっていると掴んだモロ詩岡演じる刑事田岡が


花のもとを訪ねてくるのですが


証拠を掴まれていると知った腐野淳悟は


衝動的に田岡を殺害するんですね。


で、


そこからまた逃亡するんですが


殺害されたのは刑事だし


死体もそのままにして引っ越してるのに


どうして腐野淳悟は捕まらず


また花も普通に生活できているのか??


どう考えてもおかしいだろ?みたいな


納得いかない部分もありました。


そこはそれでいいにしても


もう少し納得のいく後始末をしてほしかったです。



ただ


花を演じた二階堂ふみの演技は素晴らしかったです!


やっぱり二階堂ふみは凄い女優だ!!


今後も彼女の作品は絶対チェックしようと思わされました。


彼女の役幅は本当に広いですね。



ということで


この「私の男」で描かれた愛の世界は


私には到底理解できるものではなかった


不愉快と言っても過言ではない世界でした。



でも


その中にはとても深いものがあるんだというのはわかります



言いたいことはわかったような・・・


よくわからないような・・・


映画を観終わった時は


なんだかモヤモヤしてスッキリできない状態でしたが


どういうことなのか


もっとじっくり考えたいし、知りたい気がします。


この話をもっと理解するために


原作を読みたいとも思います。



しかし!!



そうしてこの作品を深く解釈したい反面


それ以前にちょっと拒絶反応といいますか


この作品に関して思い出して考える気力


この世界をより深く書いた原作を読む気力


そんな気力は私にはないな・・・(><;)



といった感じでした( ̄ー ̄;




ということで


二階堂ふみのファンは


彼女の演技が素晴らしいので必見だと思いますが


一方


浅野忠信のファンは観ないほうが身のためか?


と忠告したい映画でありました(;´▽`A``



といいつつも・・・


もしこれが伊藤英明なら・・・


こんな役をした彼でもきっと許せてしまうのだろう・・・(苦笑)


とか思ったり・・・


ってことは浅野忠信ファンもやっぱり観るべきなのですかね?(笑)




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