最近マイブームの加瀬亮作品。
伊坂幸太郎のベストセラー小説を映画化したという本作品。
加瀬亮演じる泉水と岡田将生演じる春の兄弟が主人公。
泉水は遺伝子を研究しており、春は芸術的な才能に恵まれていた。
春は壁に落書きされているグラフィックアートを消す仕事をしているのだが、
2人が住む街で連続放火事件が発生し、あるとき、自分が消しに行ったら落書きの近くばかりで
放火が起こっていることに気付く。そうして春は泉水にも手伝ってもらい犯人を追うことに。
そうしていくうち、彼らの家族の過去も明らかになっていく。。。
というようなお話。
原作は読んでいないが、すごく切ない話だった。
最近の衝撃作「告白」と話の内容は違うが、
同じニオイを感じた。
というのは、
どちらもそのくらい重いテーマであり、
深いテーマであるということ。
家族というものをテーマにしているが、
家族の絆についてや、
子どもを授かり、産んで育てるということが、
どれほどに重いことかということをしみじみと感じた。
心に沁みる数々のセリフも出てきて、
本当に深い映画だったと思う。
小日向さん演じる父親がものすごくすばらしい父親で、
涙を誘う。
今、結婚して、子ども作って、離婚して、また結婚して、子ども作ってって、
ものすごく簡単に考えてやっちゃっている人が溢れている世の中で、
こういう作品を多くの人に観て欲しいな、と思いました。
世に生まれてきた子どもたちの受ける試練というもの、
そういったものをちゃんと考えてほしい。
とにかく深い映画だった。。。
最後にお目当ての加瀬亮。。。
本作も最高でした。。。
加瀬亮のいいところ全開。
この役は彼にしかできない。。。
ますます
加瀬亮最高☆