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【参考資料】



要介護社員の配置転換

業務上必要&不要な転勤命令

育児・介護休業法の規定

配転命令権の乱用


厚生労働省/配置転換、出向、転籍に関する判例・裁判例/○配置転換に関する判例    

東亜ペイント事件(最高裁昭和61年7月14日第二小法廷判決)

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介護で転勤拒否 認める 神戸地裁支部判決 「配転命令権の乱用」


総合食品会社「ネスレジャパンホールディング」(本社・茨城県)の姫路工場(兵庫県香寺町)の

男性社員2人が、家族の介護などを理由に、他県への配置転換命令無効の確認を求めた

訴訟の判決が9日、神戸地裁姫路支部であった。


松本哲泓(てつおう)裁判長は「家族は原告の協力を必要としており、

転勤となれば治療に影響があり、配転命令権の乱用にあたる」として、無効を認める判決を言い渡した。

2003年9月以降の未払い賃金の支払いも命じた。


代理人の弁護士によると、介護が理由の無効確認は珍しいという。


訴えていたのは、姫路市の55歳と香寺町の49歳の社員。

判決などによると、同社は姫路工場の効率化を図るため、03年5月、茨城県内の工場への

転勤などを2人に命じた。

しかし2人は、介護が必要な高齢の母や病気の妻と同居しており、

「家族一緒の転居も単身赴任も困難」として配転命令の無効を求め、同支部に仮処分を申請。

同支部は同年11月、無効を認める決定をしたが、会社側が応じなかったため提訴していた。


ネスレジャパングループ広報室は「判決文を見てないのでコメントできない」としている。

 http://job.yomiuri.co.jp/news/jo_ne_05051003.cfm    (2005510 読売新聞)


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                     飯野和子通信

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ヤッター!!
札幌地裁の勝利判決。
全国5地裁で闘われているNTTリストラ反対裁判の初の判決です。


今日のPM1:15に出されると言うことで待ちきれず1:20に通信労組の本部へ電話を入れました。
ウ、話中ではない、、、、もしや、、、、
でも書記の有路さんが「委員長からの携帯で全面勝利と連絡があった。
でも途中で切れてしまって、、、」と。

「スゴーーイ!!本当に?よかったーーー」と電話を切りましたが
途中で切れたと言うのが気になり、今度は地裁にいるはずの鎌倉さん(全国原告団長)へTEL。
でも法廷にいれば電話には出られないな、、、、、そしたら話中、、、、
これは大丈夫、と何回かかけました。

その内、発信音がしないのに鎌倉さんの声。
誰かにかけようとしたところに私がちょうど割り込んだ感じ。そして勝利を確認。


すごい、すごい。


東京も勝利するよう頑張らなくちゃと元気に決意。
何人かへ連絡し、夕方職場へ帰ってみんなへ報告。
声明が通信労組のホームページに載っています(声明というところ)


そして今日の夜、高崎平和コンサートの大うたごえ喫茶がありました。
毎年原水禁世界大会の報告と兼ねて開催されているもので今回は20回め。
今年は私の次女も世界大会へ行ってきました。
でも今日は保育園のおとまり保育で報告には参加できませんでしたが。
高崎駅の近くの会場だったので7時頃着きました。
もう報告はおわりちょうど休憩時間でした。
プログラムに裁判勝利させる群馬の会のニュース「たんぽぽ」と「公正な判決を」の
署名をプログラムに挟み込んでくれました。

会場で何人かの人に札幌地裁の勝利を伝えたのですが、皆に知って欲しいなと思いました。
どうしたらいいか。署名のお願いもしたいけれどいろんな人が集まっているし、
やらせてもらえるかどうか分からないし。
そうだ、歌いたい歌をリクエストする用紙にコメントを書く欄があるからそこに書いて
リクエストしよう、それに司会をやっている人は勝利させる会の会員になってくれているし
きっと選んでくれると思い、岡林信康の「友よ」をリクエストしました。
「NTTで働いています。青春時代に大勢の仲間と一緒にうたった歌です、、、、、
現在、実質50歳定年制のNTTリストラ反対裁判の原告になり、片道2時間かけて
埼玉に通っている。全国5地裁、50人の原告で闘っているが、
今日札幌地裁で初の勝利判決が出された。
私は東京地裁の原告、私も勝利に向けて頑張る。署名、お願いします」と。

司会の方が選んで読んでくれました。

皆勝利判決のところで拍手をしてくれました。
そして「友よ」を歌いましたが、なんだか来年の自分のことを歌っているようで

胸がいっぱいになってしまいました。


  友よ のぼりくる朝日の中で 友よ 喜びを分かちあおう

  夜明けは近い 夜明けは近い

  友よ この闇のむこうには 友よ 輝く明日がある 


この歌のようにならなくては。

頑張ります。


地道な署名活動。
あさっての日曜日、前橋の協立病院の健康祭りで署名行動をしてきます。
皆さん、署名をぜひお願いします。
50万目標なのにまだ25000筆くらいしか集まっていません。

よろしくお願いします。


9月29日(金)
群馬:飯野和子


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                  飯野和子通信


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こんにちは。お世話になります。


うたごえ新聞の最新号(9/25)号に「飯野さん負けないで」という投書が載っていました。
土浦の方で「母さんの樹」の記事を読んで書いてくれました。
「母さんの樹」の映画を見てとても感動したけれど合唱組曲があったとは知らなかったと。

そして知り合いの方がNTT社員で50歳退職再雇用で賃金ダウンで働き、奥さんもリウマチだけれど
NTTで働いている。頑張って、応援します。とありました。 .................嬉しいですね。


今、上申書に取りくんでもらっています。色々な方に書いてもらっています。
それぞれの思いで、裁判長への訴えです。.................ありがたいです。


家族にも書いてもらっているのですがこの中で家族の思いにも新たに気づかされました。
前から子どもにも頼んでいるのになかなか書いてくれず、「○○日までだよ」というとおこった様に
「分かってるよ!」とか、「ウン!」(うるさそうに)とか言われていたのですが、
自宅にいる二人の子供に上申書の様式を2枚テーブルに出しておきました。
いつのまにか1枚なくなっているのでどっちの子かなと思っていたらおととい、
「書いたよ」とぶっきらぼうに一番下の次男がくれました。
一番むずかしいかなと思っていたので嬉しくなってしまいました。


それを読んで、子どもが私にあらわしている態度と気持ちはちがうのだなと分かりました。

2002年7月に川越へ配転させられた時、中学1年生になったばかりでした。
子どもは「小学校から中学へ進学した時期で環境が変わり、
勉強も難しくなり精神的にも特につらかった。
朝、ほとんど母と顔を合わすことがなく、

夜は塾に行っていたので1日のうち2時間くらいしか母に会えなかった。
中学3年の受験時期には1日のうち1回も会えないときもあり、
長い時は3~4日会わなかったことを覚えている。
同じ家に住んでいるのに、自分の母親と会えないのがこんなにも辛いことなのかと思った」
と書かれていました。


私は正直驚きました。


反抗期の真っ最中でロクに口も聞かず、何か聞けばうるさそうに答えるし、私は耳がちょっと悪く、
低い声は聞きづらいので息子の低い声に聞き返すと返事もしないでプイッと
向こうへ行ってしまうような子だったのでこんな風に思っていたなんてと泣けてきてしまいました。


思い返せば、3番目の子から5年あいて生まれたので私も子育てに余裕が出来、
小学校の6年生まで一緒にお風呂へ入り、寝る前には本読みをし一緒に寝ていたのです。
こんな年までこんなことしていてだいじょうぶかな、とちょっと心配でしたが、
中学生になったらぴったりそれが止んでしまったので、こちらが寂しいようでした。
ちょうどそんな時だったし、子どもも寂しかったろうなあと、今気づきます。
また、反抗期といっても母親の存在はいるだけでも違うのだ、と嬉しかったです。


長女もメールで送ってくれました。


「ついこの間東京の自宅から、母が通っている志木から2駅くらいのところへ
4日通ってかなり時間がかかり、辟易するほどだったが、
母は逆方向の群馬からここまで通っているのかと初めて大きな実感をし、胸が塞がる思いがした。
.................帰省するたびに両親がくたびれてきている。
苦痛でしかない通勤時間や、あるべき生活を取り戻すための裁判に費やす時間で
子どもを見守る時間や、自分のためにあるはずの時間、夫婦の時間をつかってしまっている。」
.................と書いています。


そして次男が書いたように、「私が高校生の時に目にしている両親と、
今高校生である弟が目の当たりにしている両親の姿は違うと思う。
すなわち自分に関わってくれる時間の差。どんなに母が、父が努力していても、
努力では埋められないところが出てきてしまうと思う。

これから起点となる進路もそろそろ決めなくてはならない末の弟と、
じっくり話すことは出来ているのだろうか。」と。


.................その通り。

長女とはずいぶん進路について話し合いました。家族旅行に行っても良く話しました。

次男とは、、、、、。

今回、家族に上申書を書いてもらうことで私が気が付いていなかったこと、
子どもの視点からのことを教えてもらいました。

なんだか深―いため息が出てしまいます。.................でもとてもよかったです。


後は次女と夫のが、まだ、、、、、。

今日中には書いてくれることになっています。また、感じることがあるんだろうな。


9月24日(日)
群馬:飯野和子


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NTTリストラ裁判速報

061003  札幌勝利判決 本部NEWSより

原告団 「11万人リストラ断罪」

札幌地裁判決

 原告(馬場・阿部・森・木内・石黒)につき、

            本件配転の業務上の必要性は認められない   

                                                  (判決文より)


NTTが2002年におこなった11万人リストラにともなう広域・不当配転は無効だと訴えていた「NTTリストラ
北海道訴訟」で札幌地方裁判所(笠井勝彦裁判長)は29日、「配転はいずれも権利(人事権)の乱用で
あり違法」として、原告5人に全面勝訴の判決を言い渡しました。


NTTの11万人リストラの違法性を問う裁判は現在、札幌、東京、静岡、大阪、松山の五地裁であらそわれ
ています。名古屋では昨年、原告の勝利和解が確定しており、初の司法判断として注目されていました。

笠井裁判長は、NTTのおこなった原告への配転について「いずれも業務上の必要性がなく、または、配
転障害事由(親の介護の必要性など)があるのに行われたもので、違法」だと断定し、原告全員に慰謝料
を認め、計300万円の支払いを命じました。


NTTは、「グループ三カ年経営計画」にもとづいて51歳になった労働者すべてにたいし退職を迫り、賃金
を15%から30%ダウンさせ子会社に再雇用するというリストラをすすめました。

これに応じない労働者にたいし、一方的に遠距離・配転をおこない、見せしめとしました。


北海道訴訟原告団、弁護団、通信労組は連名で、「今回の判決は、NTTの十一万人リストラそのものを
断罪するもので画期的」との声明をだしました。


北海道訴訟原告団の阿部昭彦団長は、報告集会で「私たちと支援してくれた人たちの勝利です。50歳
定年はいまも続いています。NTTは判決をしっかり受け止めリストラをやめてほしい」とのべました。


全国原告団の鎌倉清美団長(通信労組中央副委員長)は「札幌での全面勝訴判決は、全国で争ってい
る各裁判に大きな影響を与えます。ひきつづき先頭にたってがんばりたい」と話しました。


・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 2006年9月30日(土)「しんぶん赤旗」より ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・



NTTリストラ北海道訴訟・札幌地裁判決要旨            2006年9月29日


配置転換命令が権利の濫用であるとして、被告(東日本電信電話株式会社)に対する原告ら5名(被告
の従業員及び元従業員)の慰謝料請求の一部(4名につき50万円、1名につき100万円)が認容された
事例。


1、本件配転命令は、被告の構造改革等に基づき、固定電話に関する業務等を外注委託化することに
  伴い、従業員の雇用形態及び処遇体系の見直しの一環として行われたものであるが、そのような計画
  の策定等は、被告の経営判断に基づくものであり、これが不合理であったとか、不必要であったとはい
  えない。


2、 しかし、原告らに対する個別の配転命令は、いずれも業務上の必要性がないのに、又は、配転障害
  事由(親の介護の必要性等)があるのに行われたものであり、違法であって、原告らに対する不法行
  為が成立する。


3、原告らに対する慰謝料額は、その個別の事情等も考慮して、50万円ないし100万円が相当である。


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           声      明


1、本日、札幌地方裁判所民事5部は、NTTリストラ北海道訴訟について、原告全面勝訴の判決を言い
渡した。


2、 NTTが2002年5月に行った11万人リストラの違法性を直接問う裁判であり、現在、札幌、東京、
静岡、大阪、松山の5地裁でたたかわれている。NTTの11万人リストラとは、韓国の国家予算(7兆円
)を上回る内部留保約8兆円、グループ従業員約20万人という巨大企業NTTが利益の極大化のみを
求めて、(1)51歳になった社員をすべて退職させ、NTT東・西日本会社が新たに100%出資でつく
った地域新会社(OS会社)に15~30%の賃金ダウン(北海道の場合は30%)で再雇用し、(2)退職
に応じない者は、今までのキャリアや技術と本人や家族の生活も無視した異職種・遠隔地配転を行っ
たものである。かかるNTTリストラにおいて、NTTを「退職しない」ために、みせしめとして行われた異
職種・遠隔地配転を受けた労働者が、その配転の違法性を問うた裁判がNTTリストラ訴訟である。


本日の札幌地裁の判決は、上記の5地裁の中で、最初に出されたものである。


3、本日の判決は、原告全員について、業務上の必要性がない配転であったことを明確に認めた。
このことは、本件11万人リストラにともなって行われた「満了型とみなされた」労働者の全ての配転に
ついて、その業務上の必要性がないことを裁判所が認めたことにほかならない。

さらに、裁判所は、本件の原告5人の配転がみせしめであるとの認定まではしなかったものの、原告

全員の配転を無効としたことは、本件配転が11万人リストラを強行するためのみせしめであったと評

価したことにほかならない。


その意味で、本日の判決は、11万人リストラそのものを断罪するものであり、正に画期的な判決である。


4、 来春までに他の4地裁の判決が出されることになるが、われわれは、他の4地裁においても、NTTの
11万人リストラを断罪する判決が出されるものと確信する。


われわれは、NTTに対し、本日の判決を真摯に受け止め、控訴をせずに、直ちに、実質「50歳」定
年制である「退職・賃下げ再雇用」制度を止めることを強く要求する。


われわれは、20万人に及ぶNTTグループ労働者全員の労働条件の改善のために、
今後とも、たたかう所存である。


                 2006(平成18)年9月29日

NTTリストラ北海道訴訟原告団
NTTリストラ北海道訴訟弁護団
通 信 産 業 労 働 組


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NTTに支払い命令 リストラ訴訟で札幌地裁■北海道新聞2006年 9月29日 (金) 13:38


NTTグループが2002年に実施した10万人規模のリストラに関連し、子会社への転籍拒否を理由に遠

隔地へ配転したのは違法として北海道内のNTT東日本社員ら5人が一人当たり300万円の慰謝料を求

めた訴訟の判決で、札幌地裁(笠井勝彦裁判長)は29日、原告らの請求を認め同社に総額300万円の

支払いを命じた。


判決理由で笠井裁判長は「配転はいずれも人事権の乱用で違法」と述べた。


02年のリストラをめぐる裁判は全国7地裁で起こされており、昨年8月に名古屋地裁(福岡分を併合)で

和解が成立。現在、東京、静岡、大阪、松山の各地裁で係争中で、判決が出るのは初めて。


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転籍拒否で転勤は「違法」NTT東側が敗訴…札幌地裁■朝日新聞2006年 9月29日 (金) 13:53


NTT東日本(東京)の北海道内の社員5人(うち4人は退職)が、リストラ計画に基づいた子会社への転

籍を拒否したことで遠隔地へ転勤させられたのは違法だとして、同社を相手取り、1人当たり300万円の
慰謝料を求めた訴訟の判決が29日、札幌地裁であり、笠井勝彦裁判長は「配転は権利の濫用(らんよう
)であり、違法」として原告の請求を認め、同社に慰謝料計約300万円の支払いを命じた。


規制緩和などによる競争激化に対応するため、NTTグループが2001年から行った大規模な構造改革
計画を巡っては、社員計40人が、配転の違法性を問う訴訟を東京や大阪など5地裁に起こしている。


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「配転命令は違法」 札幌NTTリストラ訴訟、社員勝訴■朝日新聞 2006年 9月29日 (金) 19:35


NTTグループの合理化計画でリストラに応じず、遠隔地への配置転換を強いられたのは違法だとして、
NTT東日本の社員5人(うち4人は退職)が同社を相手取り、計1500万円の慰謝料を求めた訴訟の判
決が29日、札幌地裁であった。笠井勝彦裁判長は配転命令について「業務上の必要性がなく、権利
の乱用であり違法」として、NTT側に計300万円の支払いを命じた。


配転命令の違法性をめぐる同様の訴訟はNTT東日本や西日本の社員約40人が、札幌を含めて5地裁
で争っており、今回が初めての判決。


判決では、5人の原告それぞれについて業務内容や事情を検討した結果、いずれも命令の違法性を認

定した。


原告は、いずれも道内在住の56~63歳の男女。訴えなどによると、長年ほぼ同じ場所で勤務してきた
が、02年に合理化計画で、賃金カットを伴う子会社での再雇用か勤務地を問わない残留かの選択を
迫られた。回答を拒否すると、遠隔地での異業種への配置転換を命じられたという。


NTT東日本北海道支店は「当社の主張が一部認められなかったことは残念」とコメントした。


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                飯野和子通信

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飯野和子さんからのメッセージ最新号が届きましたので、掲載送させていただきました。
NTTリストラ裁判に関心を寄せていただいている方々や関係者に参考となるリンクを
つけてお届けします。

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ご無沙汰しました。


ずいぶんメールを送りませんでしたが、ここにきてバタバタと嬉しいことがありました。まず、今日、うたごえ新聞が届きました。母さんの樹の記事が載っていました。そろそろ載る頃だなと思っていたので「きたな」と言う感じでした。
嬉しかった!! あんなに大きく取り上げてもらって。
1ページの3/4も使って。写真もすてき。三輪さん(編集長)ありがとうございました。うた新をとっていない人はどなたかとっている人にぜひ見せてもらってください。見出しの部分だけ書いてみます。


*幹がぐんぐん伸びゆくように、母さんの樹を育てよう・・・・・。
「NTTリストラ反対裁判支援」合唱組曲「母さんの樹」の歌声が高崎市文化会館に響き渡った。

7月17日、650人が集まった群馬・高崎公演。
NTTの50歳定年強行反対を裁判で闘う原告、飯野和子さんら“全国電通労働者合唱団ザ・ナッツ”“ぐんま子ども 
の人権宣言合唱団”、そして公演合唱団員150人の演奏は労働者の人権、リストラの非情さを伝えた。


ほんとにコンサートをやってよかったです。うたごえ新聞を読んでいる全国の読者にまたNTTリストラのことが広がりました。
すごく大きいことをやったんだなあと改めて思いました。コンサートに参加してくださった皆さん、本当にありがとうございました。皆さんが参加してくれなかったらできなかったのですから。

次に8月27日のあかはた新聞(首都圏のページ)に共産党の群馬県委員会と県議団が「NTTは広域配転をやめ、飯野、金子さんを群馬に戻せ」とNTT群馬支店へ要請を行ったと言う記事が載りました。知りませんでした。
25日にやってくれたそうです。25~27日まで通信労組の全国大会に行っていたので28日に会社へ行って職場の人に教えてもらって初めて知りました。帰ってきてあかはたを読んであわててお礼の電話をしました。ありがとうございます。会社も驚いたでしょうね。

片道2時間通勤も、もう丸4年たってしまったわけですが、この夏はいささかバテています。毎日腹を立てながら通っています。まったくなんだって人間を、社員を大事にしない会社なんだ!って。この7月に西でやった配転も人権無視。介護をしている社員を病人から引き離してしまうのだから。通信労組の全国大会で、配転させられた人、また配転命令が出たけれどどうしても配転できずに指名ストに入っている人の話も出されました。

以前要請文をお願いした福岡の松尾さんです。介護休職のあと、指名ストライキに入りましたがまた9月から介護休職に入るそうです。介護休職は無給ですが4割が共済組合から支給されるそうです。仮処分をおこし、とりあえず3か月介護休職を取るのでカンパを、という福岡支部からの要請もありました。そこまで社員が追い詰められているのに会社はそのままにしています。全国規模で非人間的なことをやっている会社を許してはいけません。もっともっとNTTリストラを知らせ、反対の運動を拡げましょう。群馬の裁判勝利する会では来週「公正な判決を」の署名をどう具体的に広げていくか、という会議を独自に持つことになりました。3万の目標を決めていますが、ぜひやり遂げたいと思っています。そう、署名といえば全国大会で改めて気が付いたことがありました。今年の冬にやって頂いた「金子・飯野を群馬へ戻せ」の運動。やってもらっているときは私たちのためにお金も使ってもらって、恐縮しながらありがたいなあと言う思いでやってきました。でも全国大会でたくさんの支部が短い間で署名を集めて運動が広がったとの報告を聞き、そうか私たちを戻せと言うことだけではなくて、リストラを知ってもらうと言うことと、リストラを許さないと言うことも拡げられたんだ、と実感したのです。運動を拡げたと言いながら、実感できていなかったのです。恥ずかしいです。

今週の新婦人新聞には仲間づくりの目標を達成した群馬の班が大きく取り上げられていました。
なんといつもお世話になっているおなじみの顔、顔です。すごいなあ。
私たちに元気をくれる顔でした。やっぱり、そういう人たちって、他でも頑張っているんだなあと納得します。

このところ電車・バスの中で新婦人新聞、救援会の新聞、うたごえ新聞、あかはた日曜版と読んでいます。
長いものより区切りがいいし、中身もあるし、いいです。
今まであかはた日曜版をほとんど読んでいなかったので、読み始めてよかったと思っています。
今まで読まなくてもったいなかったなと思っています。

それではこの辺で、またそのうちに。おやすみなさい。


Sent: Friday, September 01, 2006 9:22 PM
Subject: 飯野和子です。


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2006/09の近況をお伝えします。

昨年の10月17日に茨城支店/営業企画部/営業企画担当に着任して
早、1年を迎えようとしています。
課長以下4人の職場で、私以外は主査だけです。
「料金督促」に関わる法的措置の業務に携わっています。
主に決裁文書処理を行いますが、番号の発行に関わる程度です。
通勤状況は
JR東日本の「いわき」~「水戸」、片道約70分。ドアtoドアで140分の通勤です。
起床は午前5時30分
→自宅近くのバス停留所6時46分
→JR東日本の「いわき」スーパーひたち7時23分発
→「水戸」着8時36分→茨城交通バス→会社着8時55分です。
帰りは午後5時30分終業で
→JR東日本の「水戸」スーパーひたち16時10分発のいわき行きに乗車
→「いわき」着19時18分です。
→常磐交通バス→自宅着20時少し前です。
今まで残業はありません。
事情を課長にお話をしているので、
めったなことでは残業はしないことにしてあります。
今日まで毎日電話当番や補助的な仕事をしていますが、
固定資産の現況調査では茨城県内の拠点をを3日にわたってキャラバンしました。
又、Bフレッツのエリア拡大に伴う顧客拡大のキャンペーン行事に参加をしました。
本来の私が得意とする業務ではありませんが、わりきって、やっています。
仕事は気張らず、2007年3月の退職まで体力を維持しながら持続できるように
配分しながらマイペースを守ってやっていこうと思っています。
4人と少人数なので職場にはなじみました。
60歳まで勤め上げられるようにしたいと思っています。
組合活動は県内でたった一人の通信労組組合員なので、
遠距離通勤ということもあって、全国の仲間に合わせてストライキに入ったり、
チラシ配付などはやってきましたが日常活動はできずにいます。
    ======== 異動のきっかけになった父のこと =========
父は昨年の10月8日(土)に退院しました。
クスリの投与は続きますが元気に過ごしていました。
何よりうれしかったのは、私たち家族との会話と食事のようです。
どんなクスリより家族に包まれていることが「孤独」感から来る「自殺願望」への
特効薬とつぐつく感じていました。
そんなおりに娘夫婦に第一子が10月19日に誕生しました。
男の子で3,624gありました。
お盆迎える前に大阪からいわきに帰ってきて子供を生み、正月をいわきですごし、
今年の1月5日に家族そろって大阪に戻りました。
この間、父はひ孫や家族に囲まれて団らんのときを満喫していました。
しかし、娘たちが大阪に帰ったあたりから父に変調が出始めました。
高齢と手術後の体調不良。母が1年以上前から特別養護老人ホームに
入所したことによる孤独などなど・・・・・。
2月下旬になって体調不良が著しくなりました。
2月28日に病院にかかり、3月1日に入院することになっていたのですが、
入院を待たずに1日の早朝、他界してしまいました。
昨年の10月から父の他界までの半年近くでしたが、原告団を降りての
異動ではありましたが、多くの仲間の支援の下で、
親孝行をさせていただけたこと、本当に感謝しています。
ありがとうございました。
今年の夏は再び「空き家」同然になった両親の家を片付け、「新盆」迎えを
やりましたが、休暇は毎日お掃除に明け暮れる日々でありました。
体力の衰えを実感させられました。



050818  ブログ用写真①(JPG).jpg
お盆の間、皆さんはいかがお過ごしになりましたか。
NTTリストラ裁判・東京地裁の進行状況に
                       大きな変化が現れています。
西日本会社は係争中の原告35人中17人を配転元や近隣の事業所に戻
しました。
東日本会社も2人の原告を配転元の札幌に戻しました。
原告以外でも、3年前に『強制配転』された方々の中で家庭事情に
困難な状況が出てきた社員の方々が配転元に戻っています。
      原告10人(JPG)
これらの動きは、2004年9月25日に全国一斉に7地裁50人が
東西NTTを相手に提訴して以来、自由法曹団 の弁護士・全労連
東京地評 ・各地の県労連・支援共闘会議・通信産業労働組合
NTT東日本本社・支店・厚生労働省・各県の労働局に数え切れない
ほどの要請や交渉を積み重ねてきた運動の成果です。
裁判では会社側の証人が反対尋問で返答不能に陥っています。
配転元と 配転先の配置替えに対する考え方にかなりの部分でウソと
証言拒否をしています。
私たちの職場からの生の証言は会社側を追い込んでいると
確信しています。
吉田原告(私のこと)が会社のネットワークから発見した人事厳秘資料は
会社側の陰湿でダーティーな人事異動に対する態度を
証明するものでした。


3年前の内部文書『雇用形態選択に伴う課題と対処方針』の項目のひとつ
『具体的課題』『(G)特に組織的選択者の対策必要』
『110人+(首都圏64+地方圏46)』の方針を具体化したものです。
『60歳満了型選択者のFNC内の配置の基本的な考え方(案)』と題する
文書で次のような分析をしています。
------------------------------------------------------
基本的な考え方 FNCに受入れる以上・・・・・。

・開発、企画的要素が強い担当には配置しない。
・独立性の高い業務(自己完結型)を中心に従事させる。(出発点として)
・一方、少数派政党の二人(福島:吉田、千葉:****)の内、
吉田社員については、FNCの文化を大きく否定する思想の持ち主と推測
できる。
------------------------------------------------------
会社の上部組織(人事部や労働部)が「満了型」選択者を
FLET'Sネットワークサービスセンタに配置を押し付け、
かつ、吉田原告『少数派政党』を理由に、どの担当に、
誰と組ませるかを決めるなど、
思想差別とも言える内容が検討されていたのです。
所属する労働組合による差別的配置は
憲法で保障されている思想信条の自由を侵害するもので
社会的に指弾されるべき行為であります。
人事異動の際に裏でこのようなことが行われていたのです。
たまたま、吉田についての文書が発見できましたが、
他の『強制配転』された方々も同様の扱いを受けたものと見て
ほぼ間違いないでしょう。
名古屋地裁では和解がありました。 
NTTリストラ訴訟で和解 名古屋地裁で係争の6人 
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20050802-00000200-kyodo-soci   
NTT西と社員らが和解=配転無効確認訴訟-名古屋地裁  
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20050802-00000100-jij-soci
声明 NTTリストラ裁判で前進的和解を勝ち取る
http://www.tcwu.org/seimei/60_index_msg.html
高齢で病気がちな両親のことが気がかりです。
私ごとでは、母を 幸寿宛  の特別養護老人ホームに預けました。
父は6月下旬に4回ほど自殺未遂を図ったため 
長橋病院  に入院させています。
頭からビニール袋をかぶり、紐でその袋を縛り、
瞬間湯沸かし器のホースを外し、
プロパンガスを引き込んで台所に倒れていました。
息子が就職できないでいわき市に戻っていて、
父の介助をさせるため実家に行かせていたため発見できました。
診断は『うつ病』でした。
父は薬の効果で落ち着いてはきましたが、会話のはしはしに自殺への
執着が残っています。
一人生活の環境に戻せば再発の可能性が十分ある状態です。
現在も入院中です。

このことでは原告弁護側から追加書証を提出し、進行協議で吉田原告の
家族事情における緊急事態を訴えてきました。
裁判所は「NTT西日本」の動きや本裁判での会社側の無慈悲な態度に
心を動かされたのでしょう。
7月21日の進行協議で、裁判長から原告吉田の家族事情の
緊急事態への対応ということで
「NTT東日本」の茨城支店(水戸市)へ配置換えの提案をしました。
いわき市には会社の職場がない。    
福島市では通勤困難。    
地域子会社の株式会社NTT東日本-福島いわき営業所へ出向との
要望は会社が受け入れないだろう・・・・と判断しての中間案として。
原告側で相談して、水戸市であれば、福島市よりは交通の便が良く、
通勤可能と判断して、受け入れることにしました。
裁判長の提案を被告代理人が持ち帰り、会社が受け入れるかどうかの
回答は9月2日の進行協議で明らかになります。
現状ではあくまでも裁判所の提案の段階で「NTT東日本」が
どのような判断をするかについては予断を許しません。
過大な期待はできませんが、
あらゆる手立てをを尽くして配転元の近くの
事業所に異動できるように取り組みを強めていかなければと思っています。

水戸への異動が実現すれば、JR常磐線での通勤が可能になり、
施設に預けている両親を家に戻し、
私が朝晩世話をすることが可能になります。
■一日も早く、私のような思いを抱いて『遠距離通勤』、『異職種配転』、
『単身赴任』を強いられている社員の方々の問題を解消するよう 
強く会社に望むものです。

声明 NTTリストラ裁判で前進的和解を勝ち取る
http://www.tcwu.org/seimei/60_index_msg.html


和解条項
http://www11.ocn.ne.jp/~tcwu/wakai.htm


辰野さんからのメッセージ
http://www.tcwu.org/seimei/59_index_msg.html


NTTリストラ裁判ホームページ
http://tennet21.com/ntt-risutora/


通信労組ホームページ
http://www.tcwu.org/


通信労組静岡支部のホームページです。
-西日本会社とNTT労組妥結資料-
http://www1.ocn.ne.jp/~sizu-y/sld001.htm


通信労組山形支部が毎週約400枚配布している「たんぽぽ」を紹介しています。
http://www6.plala.or.jp/sakarou/tuusin/tanp/index.html


(NTTリストラ裁判大阪原告 堀内甚三)
(NTTリストラ裁判愛知原告 紙尾清春)さんが掲載されているホームページ
http://www.airoren.gr.jp/ai-news/news322.htm


(NTTリストラ裁判愛知原告団 南 好孝)さんが掲載されているホームページ
http://www.airoren.gr.jp/ai-news/news317.htm


NTT事件が大阪高裁で逆転全面勝訴!
http://www.oike-law.gr.jp/public/sun_09/nagai.pdf


大阪地裁第3次原告 中村 憲二さんの記事が掲載されているホームページ
http://www.hm.h555.net/~minpokyo/news/429.htm #NTTリストラ裁判とたたかいの前進


長岡勤労者山岳会のホームページに掲載されている久保建男さんの「東京だより」です。
http://www12.plala.or.jp/nagarou/kaiin/kubop.html


通信産業労働組合福岡支部
http://www11.ocn.ne.jp/~tcwu/html1.html


日本共産党群馬県委員会
http://homepage3.nifty.com/jcpgma/topikku/t_ristora.htm


2005年3月10日(木)「しんぶん赤旗」
http://www.jcp.or.jp/akahata/aik4/2005-03-10/01_03.html


NTT管理職 藤井・藤田裁判とは
http://www.biwa.ne.jp/~fuji/index.html


「首切り自由」は許さない実行委員会
http://homepage2.nifty.com/saibankan-watcher/index.htm


裁判官情報■東京地裁・労働部 (11部、19部、36部)
http://homepage2.nifty.com/saibankan-watcher/saibansyo/tokyotisai/tokyotisai.htm


声明  

 NTTリストラ裁判で前進的和解を勝ち取る

                 2005年8月2日

    NTTリストラ反対闘争愛知支援共闘会議

    NTTリストラ裁判愛知弁護団

通信産業労働組合



一、通信労組組合員(原告6名)が、NTT西日本会社を相手に、2002年9月以降名古屋地方裁判所において、「NTTの50歳退職・賃下げ再雇用制度によるリストラに基づく、見せしめ・嫌がらせの異職種・広域配転は無効」と訴えていた裁判は、本日、和解により終了しました。


二、違法・不当なNTT11万人リストラに反対し、全労連、通信労組は、全国7地裁に、通信労組組合員50名が原告となって「違法なリストラに基づく異職種・広域配転は、無効。地元に戻せ」と提訴してたたかってきた。この裁判の係争中に、NTT東・西会社は、本年7月までの間に、原告のうち19名について地元地域に再配転した。NTT東・西会社が異職種・広域配転である原告を地元地域への再配転させざるをえない状況を作り出したのは、原告らに対する配置転換の不合理性、原告らの受けた不利益の大きさをNTT東・西会社が無視できなくなったからであり、原告をはじめ、全国の共闘会議、弁護団、全労連、県労連、通信労組など、結集する多くの仲間が共同してたたかった大きな成果である。


三、愛知県においては、NTT西日本会社は、愛知原告の4名について、愛媛・石川・福岡の地元地域への再配転を本年4月1日に発令した。しかし、1名の原告については、なお長距離通勤の状態が続いていた。このような状況の中で名古屋地裁は、当事者双方に対して和解による解決を勧告した。裁判所の和解勧告に基づいて、今般和解が成立したものである。和解条項の要旨は、会社は、

いまだ長距離通勤が続いている原告について、今後の人事異動で通勤状況を考慮する 

今後の人事異動を実施する場合、育児または介護などの法律、当該従業員の健康状態及び家族の状態に配慮する 

人事異動を実施した後も、当該従業員や家族の状況の変化に対し同様に配慮する、というものである。


四、この和解は、私たちが、「NTT11万人リストラ反対、50才退職・賃下げ再雇用は違法であり廃止せよ。異職種・広域配転者を地元へ戻せ」とたたかいをすすめている最中で、一定の前進を勝ち取ったものである。私たちは、この和解成立にあたって、NTTリストラに反対するたたかいを支援していただいたすべての皆さんに感謝するとともに、今後、さらにNTTの「構造改革」の名による「50才退職・賃下げ再雇用」廃止、退職しない労働者への見せしめ・嫌がらせの異職種・広域配転反対、広域配転者への地元への再配置を求め、NTTの社会的責任を果たさせるために、さらに、全力をあげて奮闘することを表明する。

                               以 上

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【最新ニュースの紹介】
NTTリストラ訴訟で和解/名古屋地裁で係争の6人(毎日)
(2005/08/02 19:37)
http://www.shikoku-np.co.jp/news/news.aspx?id=20050802000408
NTTリストラ訴訟で和解/名古屋地裁で係争の6人(河北)
(2005/08/02火曜日)
http://www.kahoku.co.jp/news/2005/08/2005080201006156.htm

日本経済新聞 (2005.08.03)
NTT配転訴訟/社員6人と和解
NTTグループのリストラ計画をめぐり、子会社への転籍を拒否したた
め遠隔地に配置転させられたのは違法だとして、
NTT西日本の社員六人が配転無効と慰謝料の支払いを求めていた訴訟
で二日、名古屋地裁(橋本昌純裁判長)で和解が成立した。
同様の訴松は東京や大阪、札幌など五地裁でも係争中だが、
和解は初めて。
和解条項には同社が今後、従業員のの人事異動を実施する際、
介護や育児など家族の状況に配慮するなどの
内容が盛り込まれた。慰謝料などについては原告側か請求を
放棄した。
NTTの西日本広報室の話。人事異動が業務上の必要性に基づいて
実施されたものであることを、原告側に全面的に認めて
いただいた結果だと認織している。
【注意】
日本経済新聞の記事で会社が述べているコメントは交渉経過をゆがめ
たもので事実と違います。
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