【24年5月16日】
ふと気が付けば、もう5月も16日。外は、青嵐というにはきつすぎる風が吹きまくっている状態。そとに干しておいた洗濯物が、竿ごと地面に倒れ落ちていたりする。今日一日限定らしいこの荒天は一体何ゆえになどと思ってしまう。明日からはまた、しばらく好天が続くらしいけれど。昨日は半袖で一日過ごす。そのつもりで今朝の犬の散歩にでかけたら、日がさしているあいだはあったかだったのに、日が陰ると一気に冷える。その上に、風まで吹き出してきて、散々な犬散歩となってしまった。おかげで、一句できたのは、転んでもただでは起きない、ということであろうか……。
外はとうとう雨まで降りだした。冷たそうな雨だった。雨音をききながら、めくり忘れていたカレンダーを一枚めくる。やっとこの部屋も5月になった、ということであろうか。
公明党に見放された自民党は、単独で例の法案を提出することになったらしい。あくまでも、裏金の原資になる金銭は確保しようという、ある種の必死さが感じられるなりゆきではあるみたいだ。ほとんど開き直りという姿勢なのだろうけれど、それでもなんとか法案を押し通すつもりなのだろうし、通過させる目算もあるのだろう。数の力というものは、政治的感覚も鈍麻させてしまうものなのだろう、きっと。
1週間ほど前に、吟行で郷土の霊峰とよばれる山にでかけてきた。風の強い(文字通り、新緑を突き抜けて吹きすさぶ『青嵐』そのものだったのだろうけれど)一日だったけれど、昼食の三菜御膳も含めて、初夏の山岳の鮮烈な印象が、いまもどこかに残っている。