【24年5月5日】
『源氏物語』の「若菜の巻」以降は物語の第二部にあたる、とBSの某番組が語っていた。なるほどと思う部分がある。とりあえず、源氏の各巻のなかでも2部構成の長編部分は読みごたえがあるところだ。読書のペースがうんと落ちてしまい、1回4ページほどを読むという状態なので、はたして「若菜の巻」読了まででもいつまでかかることかとは思う。
今日は5月5日、子供の日。犬の散歩に歩いていると、ところどころ鯉のぼりや幟の立っているのが眺められる。朝から暖かく、今日は半袖姿で歩く。早朝にもかかわらず、日差しはきつい。この日差しのきつさや、夕方の太陽がひどくまぶしくオレンジに輝いている状態を意識しだしたのは、こちらに帰ってきて以降のような気がするけれど、いずれにしろ、地球温暖化の兆し、というよりはその現実に直面しているような思いになる。子供の日。しかし、その子供たちの未来に待っているものはどんな現実なのか、ということを考えてしまう。
岸田政権は、裏金問題を憲法問題へ置き換えて、窮状を脱しようとしているようだ。憲法問題を政権の現況改善のための手段化しているのは明らかだ。ただ、それをもまたひとつの機会としてその方向に乗りかかり党勢を強めようとする維新や国民民主もまた、同じ穴のなんとか、ということなのだろう。現在、憲法問題について拙速を危ぶむ国民の民意は某世論調査によると6割を超えているのが、現実だ。少なくとも、誰かさんも言うそもそも法律をゆがめ、あるいは守ることができない政党が主導する憲法改革など、ほとんどブラックユーモアの世界での出来事でしかないように思われる。
なにをさておいても、まずやるべきことは与野党を通じて他にあるはずだろうに……。