【20年5月28日】


すでに、昨年から気になっていたのだけれど、千葉工業大学が開発し、ネット上で公開している花の名前検索システムを使って検索してみて、やっぱりそうかと確認できた。「オオキンケイギク」という外来種の花のことである。「オオキンケイギク」はその繁殖力の高さから、周囲の植物生育環境に悪影響を及ぼすとして「特定外来生物」の駆除対象となっている、きれいな黄色の花を咲かせる植物だ。昨年、地元の新聞紙上の記事で読んで、その後「歩き」の際に、話題としてとりあげられていた植物になんとなく似ているなと思われるきれいな花を、空地や個人の菜園などで見かけたりしていた。今年になってあきらかにその目撃範囲があちらこちらに広がっており、きれいだけれど、なんとなく違和感も感じていた。そんな折、上記の大学の開発したソフトが、スマホで写した写真からその植物名が(600種ほどらしいけれど)高い確率でわかるということで、今回撮影・検索して「オオキンケイギク」と確認できたのだ。県としては、見つけ次第、根元から掘り出して、乾燥の後可燃ごみとして出してほしいと、HP上で公開しているけれど、個人の庭を含めて、他人の土地内でのことなので、どうしたものかと思っている。

昨日、庭でとんでもないものを見つけてしまった。ちょうど、庭木の枝刈りをしている際、茂りの奥に奇妙な物体を発見した。それは15センチほどの大きさで、日本酒を飲む際の徳利をさかさまにしたような形をしたもので、太めの枝から下向きにぶら下がるような恰好をしていた。今まで見たことのない物体で、これは一体何、と最初は思ったけれど、なんとなくその正体が推測できた。おそらく、これはスズメバチの巣だ。そこで、剪定ばさみを最大長さまで伸ばしたうえで、その巣に突き刺して、両断した。すると、中からキイロスズメバチが一匹飛び出してきた。剪定の際には念のため殺虫スプレーを準備しているので、すかさず蜂に噴霧して、木のそばから離れた。他に蜂は飛び出してこなかったので、どうやらその巣にはその一匹だけがいたらしい。殺虫剤を受けた蜂は、ふらつきながら1メートルほど飛んで、そのまま地面に着地。それをみはからって、同じく剪定ばさみで打ち殺すこととした。残った巣は、落として、かけらはすべて拾い集めてビニール袋に収めた。
のちほど、ネットで確認すると、巣にいた蜂は女王バチで、大きくなった巣から分蜂する形で、別の巣をつくり始めたばかりだったようだ。スズメバチの場合は、巣が大きくなると、素人では処置は困難になるけれど、5~6月期は女王バチが新たに巣をつくり始める時なので、まだ働きバチも生まれていないため、素人でもなんとか対応とのこと。偶然とはいえ、最良の時期に蜂の巣を見つけたものだと思う。それにしても、考えてみればその新たな女王バチが分かれてきた元の巨大な巣がどこかにあるはずなので、そればちょっと気になる。ちなみに自分の家については、思いつく限りの範囲で、捜索をしてみたが、