天気が、めまぐるしく変わる。丹後で言う「うらにし」の気候である。さっきまで晴れていたと思ったら、もう大粒の雨が降っていたりする。朝、晴れている間に、犬の散歩を済ませる。霊峰と言われる山と、それに続く山並みが、なんとなく水っぽい様子で視界の南側に横たわっている。11月も今日で終わる。
岩城先生が母に送ってくださった、俳人協会編の『草間時彦集』を読む。いずれも大人の俳句と感心する。短い脚注が26名の俳人の手で書かれている。岩城先生もその執筆者の一人である。
角田光代の中編小説読了。解説を歌人の穂村弘が書いている。「連戦連敗の恋愛譚」という説明が面白く、なんとなく納得もする。そんな風なお話だったのだな、と改めて思う。でも、面白いとは言えなかったが。さらに、短編小説集を読み始める。最初の作品は、面白かった。投げやりと思えるような終わり方も、印象的だった。やはり凄いストーリーテラーだな、と思う。
H氏に送っていただいた句集を、午後から読み始めようと思う。犬を散歩させながら、俳句に読み方があるように、川柳の読み方というものがあるのだろうか、などと考えていたのだが、ともかくまず好きなように読めばよいか、などと開き直って思う。
昨夜は、腹の状態(腸の状態)が変で、「びびった」ものだ。かなりの時間我慢していて、やっと落ち着いてきたので、そのまま寝る。今日になっても特に異常はないので、一時的な何かだったのか、と思う。