朝の夢。どうやら、高校か大学生のような自分。夢の中に良く出てくる学校の校舎三階の一番奥まった教室。3年1組の教室だと思う。そこに、ぎっしり並べられた机と椅子。どうやら新学期の始まりらしい。教室の席に着く。一番前の席。目の前に大きな黒板がある。教室はざわついている。何処かであった事のある生徒たちが席についている。やがて、教師がやってきて授業を始める。ずいぶん難しい内容のようだ。ただ、しばらく講義を聴いているうちに、その授業のネタが、最近出版された筒井康隆の小説にあるらしいことが分かってくる。私はたまたまその本を最近読んだことがあるので(実際に出版された本ではもちろんない)、変に余裕を持ってその講義を聴いている。ところが、その講義の教科書を読む段になって、分厚い教科書を持ってきていないことに気づき、大慌てをする、そんな内容。また、美術の時間に絵を描くのだが、自分としては構図も色使いもずいぶん斬新なつもりの作品を描きあげるのだが、それが周りの評判が全く芳しくなくてずいぶん悔しい思いをする、そんな風な夢。ちょっと懐かしい感じの夢ではあった。
昨日。犬の体調がいまひとつなので、犬の散歩は中止して、一人で歩きに出かける。空はどんよりと曇っていて、少々気分は重い。霊峰と言われる山が、時折雲の合間から姿を見せる。標高800メートル付近から上は、積雪のため白くなっているのが望める。いつもより長めに歩く。運動不足のせいか、手術以降足先がひんやりとする感触が続いている。冷え性?なのだろうか、と思う。
角田光代の中篇小説を読む。この人の作品にしては、今ひとつの出来のように思う。なにより、主人公もその他の登場人物も、良かれ悪しかれ共感できるという人物ではない、という点が作品全体の魅力を随分落としているように思う。ストーリー展開も、突然に日本からイギリスに飛んだりしていて、その必然性にも乏しいような気がする。すでに半分ほど読み進んで来ているので、とりあえず読みきってしまおうとは思うけれど、この先どうかなと思う。
テレビで初めて「働きマン」のドラマを見る。漫画原作の軽みを生かした演出風であるけれど、どうかな。原作の方が面白いかもしれない、と思う。主人公は割りといい感じなのだが、周りの登場人物がもっと個性むき出しのほうがドラマが面白くなりそうな気がする。主人公に引っ張られ過ぎているという印象。
H氏から、すごく気に入った句集を送りますとメールをいただく。佐藤みさ子句集『呼びにゆく』 。わがままを言って、実家の方に送っていただくことにする。どのような句集か、楽しみである。http://8616.teacup.com/ishibe/bbsに句集関連のコメントが公開されてあるので、興味があればご覧ください。