眠りが浅いな、と思いながら起床。いつもより、20分くらい寝過ごす。と言っても、起床時間は5時20分だから、早いと言えば、早い起床ではないかとも思うが。眠りの質が今ひとつのせいか、頭の調子が良くない。朝風呂に入ってみたりもするが、どうにも今ひとつ状態である。7時前には家を出る。いつもなら、到着駅から歩くのだが、前述のような状態なので、バスに乗る。7時半過ぎには職場着。教材準備など始める。
角田光代に徐々にはまりつつあるようだ。行きの電車で、短編を1編読む。平凡な日々の中に潜む殺意、狂気を主題にした話で、良くあると言えばあるのだが、殺意の根底にある邪悪な思いにリアリティーがあって、ずいずいと読まされてしまう。6時前に退勤したので、そのまま駅まで歩き、途中の「BOOK OFF」でさらに二冊角田氏の小説を購入する。併せて、森澄雄の句集『白小』も手に入れる。同氏の第十句集だそうだ。
帰宅すると、美柑みつはる氏の句集『亥子餅』が届いていた。わざわざ送ってくださったのだ。美柑氏とは、ある機会に句集をお贈りすることがあって、その後県の俳句大会で直接お目にかかり、『鼎座』などを送るという機縁を得た方であった。句集『亥子餅』は、同氏の第四句集で、第三句集にあたると思う『作大将』は地元の古書肆で手に入れることが出来たのだが、新たに句集を読む機会を与えられてとてもうれしい。
『鼎座』第9号のゲラ刷りが出来たとの連絡が入る。データーを渡していることもあるのか、随分早く1校が出来上がって有り難い。この調子で行けば、9月20日過ぎくらいには、第9号が発行出来るのではないか、などと思う。