土曜日、午後。講演のチケットを購入するつもりで京都駅へ。駅の緑の窓口で買うことが出来ると聞いていたのだが、行ってみると予約期間を過ぎていたので駄目とのこと。そのまま、同じく駅構内のチケットピアにまわるが、扱っていないとのことで、やむなく(というのか)直接電話を入れてチケットの予約を済ませる。これなら、最初から電話をすれば良かった。
暑いくらいの陽気で、羽織っていたものを脱いで、シャツを腕まくりして歩く。せっかく市内に出てきたので、このまま三十三間堂まで行ってみようと思う。以前に、久しぶりに出かけてみて大変良かったので、もう一度行ってみることにしたのだ。今回は、堂内にずらりと安置された千一体の仏像よりも、その前に置かれた国宝の諸仏を中心に見ようと思う。それにしても、観光シーズンということで、修学旅行の中学生や外人さんの団体が、次々とやって来ていて、堂内は大変な混雑状態であった。あまり落ち着いて鑑賞することは出来なかったけれど、風神・雷神像をはじめとして、阿修羅像・迦楼羅像・孔雀明王像などを見る。いずれの像も、内に向かって凝縮する力の強さに圧倒される思いがあった。10句ほど作る。その後、東大路通りを南行し、今熊野神社の大楠を歩道から見上げたりしながら、結局京阪伏見稲荷駅までとことこ歩く。夕方になって、所用で東京にいた母が来京。しばらく滞在の予定。
夜、二人とも早めに就寝。
日曜日。早く寝たせいか、4時過ぎに目が覚め、その後眠れず。仕方ないので、図書館で借りてきいた『三国志』58・59・60巻(横山光輝の漫画である)を一気に読む。完全に目が覚めるほどに面白い。読み始めると癖になると聞いていたが、まさにその通りで、全60巻を読み終えてしまった。たいしたものである。外は雨模様で、外出はままならない。今日は一日部屋暮らしということになりそうだ。