ご報告 | 三温糖のブログ

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夢への 道のり



息子 僕 中学3年生 自閉症スペクトラム


ADHD優位 学習障害 睡眠障害

発達性協調性運動障害 異所性灰白質

3歳児検診でADHDの疑いを指摘される

5歳で自閉症スペクトラム 他障害の診断あり


息子 僕の私立高校 


一般入試結果が昨日発表されましたよ。




合格しました!


………ただし専願切り替えが必要な合格でした。


なんとも手放しで喜べない結果に私悩みました。


この日の朝 息子僕はなかなか学校に行こうと


しませんでした。


夕方16時に発表があり受験した生徒たちは


学校で先生から合否を知らされます


その事が僕は怖くて怖くてしかなかったのでしょう


だから私は僕が自ら動くのを待ってました


1限が終わり2限目も中頃になった時


「お母さん 学校行ってくるよ!お母さんの

コート貸してね!」


「何でお母さんのコートがいるの?」


「怖くて仕方ないから…お母さんのコート着て


お守りにしたいから貸して!」と言いました。


小さな頃から 誰にも抱かせない赤ちゃんの頃


から私の服を持たせたり着せると安心する子だった


小学生になっても何か頑張る時 必ず私の持ち物を


身につけてお守りにする子だった


小学生になって初めての運動会 恐怖で固まってた


僕に私のシュシュを手首につけてやった


そうしてその日 初めての運動会をやり切った僕


の姿が もう大きくなった今の僕に重なりました。


「良いよ 頑張って行ってこい!」と私のコート


を着た僕を学校へ送り出しました。


不安だよね 怖くて仕方ないよな…頑張れ!って


一日中私 考えてました。


発表の時間 私と旦那さんはパソコンの前で


発表ボタンが表示されるのを待ってました。


合格の文字に安堵の涙がでました…


涙が出るとは思っていなかった私は自分の反応に


ビックリしてましたが、旦那さんは私以上に泣いて


いるから 涙も引っ込んだ爆笑ꉂ(ˊᗜˋ*)ʬʬʬ


合格の文字を見た時 1番に考えたのは


僕の傷ついた泣き顔を見ずに済んだって事だった


そんなホワホワした余韻がパソコン画面の一文に


私は釘付けになり…サッと血の気が引きました。


*専願切り替え合格 


必要な手続きが無い場合不合格となります


………えっ?どうゆう事?


一瞬混乱したけど理解した 僕は県立との併願の


一般入試を受けたけど


併願の合格点には届かなかったって事


受験前 併願での合格点には充分到達してるから


併願でいきましょうって担任の先生に言われてた


のですが、おそらく僕の点数引き上げは去年の夏


以降だった為 内申点が足らなかったのだろう  


内申点の足らなさを覆すほどの点数の伸びは


僕には有りませんでしたから…


これを学校で担任から知らされた僕はどんな


反応で帰ってくるのだろう…


合格しか目に入って無い旦那さんに注意書きを


読ませて 2人で僕にどう対応するか話し合う


僕の様子を見て考えよう…ってなったけど


私は ある人に連絡しました。


僕が帰宅して 顔を見ると何とも複雑な顔をして


たから おめでとう!頑張ったねーーー!って


僕に伝えました、最初はうん!って嬉しそうな


顔をしてた僕が段々と顔が曇ってきます


合格したから嬉しい けど悔しいんだ!


ってポロポロ泣きだす僕でした。


そうだよね…悔しいよなぁ。


そして 一つの問題が僕の目の前に提示されてる


単願に切り替えるって事は…


県立高校受験を諦める必要がある


単願切り替えしない場合は


背水の陣で県立高校受験することとなる


この問題の答えをこの数日で僕は出さなきゃ


いけないのです。


せっかく頑張って頑張って 合格したのに


心の底から喜べない現状が僕の目の前にあった


それが私は可哀想で仕方なかったです。


どうしたいか僕に聞くと 迷ってると言いました


ゆっくり考えてみると言いました


だから私は悔しいだろうけど 合格は合格だよ!


凄い事に変わりは無いよ!一般入試を受けた


それを乗り越えた 結果君は合格を掴んだ事に


何一つ変わりは無いんだよ!頑張ったねーって


僕に伝えたら 僕は皆んな優しいってまた泣く


そんな時 中学校から電話がかかってきた


担任からで今回の受験結果を踏まえて三者面談


をしたいと言われました。


今日これからって言われて 流石に断った


早急にどうするか決めなきゃいけない事は分かる


分かるけど今まだ僕の心は揺れてます


私だけで良いなら今からでも話し合う けど


僕も同席が必要なら一日待ってください


今先生と話し合う余裕が僕には有りませんから


僕の心がもう少し定まるまで待ってください


とお願いしました、で、翌日の放課後に面談する


段取りとなりました。


電話が終わると側で聞いてた僕がお母さん


ありがとうって言います。


当たり前の事だ何故今話し合わなきゃいけない?


今の僕に必要な事は話し合いじゃない


選択するのに必要な情報を与えてやる事だ


悩む僕の心に少しでも栄養を与えてやる事だ


私はそう思っていたから 大丈夫だよとだけ


僕に伝えました。


部屋に静かに引き篭もる僕を見届けて


先に連絡した ある人に再度連絡を入れました。


発達障害児の親の会で出会ったママ友さんです


先輩ママさんで保育士の資格を持っておられる


このママさんには 僕の進路受験を私は前から


度々相談をしていました。


私がこのママさんに連絡を入れた理由は


彼女の3人いる息子さんの1人がこの春


僕が今回合格した高校を卒業して専門学校の推薦


を得て進学なさるからです。


僕と同じくな 息子さん 僕の未来 


僕の先を歩く 先輩を僕に引き合わせる為でした


小さな頃に親の会のイベントで2人は出会って


ますがお互いに覚えていないから 初対面みたい


なものです、僕の現状を伝え お兄ちゃんに僕を


逢わせたいけど お兄ちゃんは嫌かの問い合わせ


をしていたのです。


ママさんから快諾をいただき 急いで我が家まで


来て下さいましたよ。


僕は緊張しながらも 先を歩くお兄ちゃんの話を


しっかりと聞いてましたよ、段々と打ち解けて


学校生活のこと 勉強についていけるかの不安


赤点は何点からか? どう努力したら単位を


落とさずいけるのか? 僕もお兄さんみたいに


進学出来るか?などなど僕が不安に思っている


事を次々と質問していました。


お兄さんから単願切り替え合格なんか気にするな


合格は合格で その悔しさは入学してから


見返すチャンスはあるよ!僕はそうしたよって


その結果が専門学校推薦だと話してくれました。


…そう その言葉を僕に直にお兄ちゃんから


伝えて欲しかったのです。


こんな時 親の言葉なんか大した役に立たない


身近な近しい年頃の人からの共感と理解


そして実践した人の先を行く後ろ姿を見ることが


僕には必要だと私は思いました。


そもそも 私立の合否が分かったら出会わせたい


と思っていました、もう1人僕が希望する県立高校


の卒業生もあたりをつけてありました、


僕がどちらの高校を選択するか最終選択を迫られ


た時用に準備していた事だったんです。


予定は少し変更になりましたが私の目的は充分


達成されました 何故なら会談後


僕の顔から迷いが消えてワクワクした顔に


変わったからです。


そしてもう一つ 僕に伝えたい事を伝えました


僕の現状を伝えた時 友人が私に言ってくれた


言葉がありました 


受験はもう嫌だ〜で決めても良いと思うけど


僕は真面目だから悩むよね


そう友人に言われて…そうだよね 逃げても良い


その事を私は僕にキチンと伝えて無いなと


友人の言葉から気がついた だから僕に伝えた


お母さんは僕が好きなように選ぶが良いと思う


そう心底思うから ずっと君にそう言ってきたね


けど 選択する責任は重いものだったりする


だから今は母の意見を君に伝えておこうと思う


母は今回合格した高校を選ぶが良いと思う


この合格を蹴って県立高校に背水の陣で挑むには


僕には荷が重いと母は思う もう君は充分戦った


母は楽な方に逃げても良いと思う


もう受験したくないからここにする で良い


どんな選択も選択した時は正解も不正解も無い


もんだと母は君にいつも教えたよね?


だからこの選択も正解にするのは君の今後の


生き方次第って事なんだよ、そもそもこの高校に


君は気持ちが傾いてたよね?だから素直に合格を


喜べば良いと母は思う 母ならこの高校を選ぶ


そう僕に伝えると また僕はポロポロと泣く


お母さんはいつも 真正面から戦えって言う


逃げるなって言うのに 逃げて良いって言う


僕はお母さんから見て本当に充分頑張ったって


認めてくれたから そう言ってくれるんだよね


逃げない お母さんが逃げて良いなんて言うとは


思わなかった お母さんありがとう 僕なんだか


凄く楽になったよ うんちゃんと考えてみるよ。


ってポロポロ泣きながら僕は言いました


あぁ助かった 友人の言葉に助けられた


私は気づかないうちに僕を追い詰めてしまって


いたようです 私の生き方が僕を追い詰める


気づけて良かった 友人に心底感謝しました。


今朝 僕は晴れやかな顔で言いました


僕は今回合格した高校に行く!逃げてじゃないよ


この高校に行きたいから行く お兄さんに沢山


学校の話しを聞いて僕は行きたいと思った


僕もお兄さんみたいになりたいから行くんだ!


僕の選択 僕の高校受験は終わりましたよ。


最後の最後まで 一筋縄ではいきませんでした


僕と私達家族のこの選択には もう一つ理由が


ありますが それは長くなるのでまた書き綴ります


僕 高校合格 おめでとう❀(*´▽`*)❀