その所持品の素晴らしさには定評があります。18世紀までは高価なジュエリーは王侯貴族の権力の証であったり、男性から女性に贈るものでしたが、産業革命後19世紀のイギリスでは、貴族以外の資本階級にも「装身具」というカテゴリーで枠が広がり、数多くのものが作られました。
またフランス革命後にヨーロッパからイギリスに多くの装飾的なデザインのものが渡ってきました。そんな歴史の流れから、ジュエリーは富と家庭の繁栄の証から、女性の美の象徴へと浸透していったようです。
ヴィクトリアン女王は女官へのプレゼントにジュエリーを選び、洋服やセレモニーに合ったさまざまなジュエリーを作っていきました。
この時代の変遷期に、いわゆる高額できらびやかだった素材から、庶民的な素材(カメオ、ジェットなど)を使った手工芸的なモノも多く開発されたことも特長だと思います。
シードパールのジュエリー

また特筆すべきは、愛するアルバート公を亡くした女王はなんと25年もの間、喪に服しました。その間、メメントモリというモーニングジュエリーが流行したのです。
喪服に似合う「黒いジェットという石」を使ったジュエリー、それから亡くなった人の髪の毛で編んだものを入れたブローチなど。当時は髪の毛で編んだジュエリーがとても流行し、東欧から金髪を輸入して作ったほどだったそうです。
ジェットのティアラ

髪の毛の入ったブローチ

この展示では、現代のジュエリーにも通ずる斬新かつ繊細なデザインのヴィクトリアンジュエリーのみならず、当時の銀食器、アンティークレースなど総勢300点が並びます。是非、お出かけくださいませ。
愛のヴィクトリアン・ジュエリー展
会 期:2010年1月2日(土)-2月21日(日)
開催期間中無休
開館時間:10:00-19:00(入館は18:30まで)
毎週金・土曜日21:00まで(入館は20:30まで)※1/2(土)19:00まで
会 場:Bunkamuraザ・ミュージアム
★穐葉アンティークジュウリー美術館蔵のものが多く展示されています。
One Pearl, One Happiness.
♪ジュ・ドゥ・パールは、貴女だけの「ひとつぶ」おさがしします♪
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