漫画からはまって、テレビ。そして、また漫画でラストまで完。
この映画も楽しみにしておりましたが、劇場で観るか観ないか…迷いました。
結果は、観て大正解♪でした(*^。^*)
アニメやVFXを駆使しているから、ちょっとにぎやかしくて「なんじゃ?」と思うシーンもある。なんたって、外国人役を日本人がやっているのはテレビの延長で致し方ないんですが、向こうの楽団員の外人も日本語しゃべっているのはさらに奇妙。
でも、ここはもう「突っ込みナシで♪」単純に楽しんでしまいます。
まず音源はしっかりしているんですから。そこだけでもスゴイ。
ロケ地もオーケストラもハンパではありません。小道具も相当に芸が細かい。すべてが観て楽しいのです。
弾いているピアノはYAMAHA提携ね~ってのは、わかりますが。
千秋がベヒシュタイン弾いてしまうシーンなんてのもあったり。
さて、なにが言いたいかといいますと、私が一番感動したシーンのこと。
のだめが進級試験で『トルコ行進曲』を弾くシーン。
この音源は、ランランだから半端なく上手いのですが。
のだめになりきって弾いてくれているのがさらにスゴイ。
ピアノを習ったことがある人ならば、誰もが弾いたとは思うのですが。
こんなに楽しい「トルコ行進曲」ってあるの?というほどです。
間違っても自分では弾けないのに、帰宅して思わず弾いてみたほど(爆)
さて、映画のシーンでは。のだめの妄想で進級試験だと言うのに、もう楽しくて楽しくてルンルンルン♪な気分になっちゃって、途中からマングースの楽隊が一緒に踊り出してしまったりします。
そこで、そのシーンでですね……。
「ピンク色の真珠がいっぱい」でてくる♪
のだめとピアノをくるくるくる~と取り巻くのです。
(漫画にありがちなお星さま、お花では無くて「真珠」なのです)
これがまさに「jeux de perles(ジュ・ドゥ・パール)」。
私が屋号にしている「ジュ・ドゥ・パール」という意味は、フランスの音楽用語なのです。驚きました。その意味そのまんまのシーンが出てきたのですから。嬉しかったです。
私がjeux de perles(ジュ・ドゥ・パール)というフレーズを知ったのは、もうかれこれ18年前。フランスに短期語学留学したときに出会った友人からでした。彼女はパイプオルガニストで、ドイツの大学を卒業した後にパリで別の先生に数ヶ月レッスンを受けていました。その彼女が「真珠を扱うように、大事に、そしてかろやかに鍵盤を弾く」という表現があるのよ~、と教えてくれたのです。
その言葉が、この映画のシーンでまさに具現化していたわけです。
(いまのところ、そのシーンの画像はどうしてもみつからないので残念)
以前、のだめのドラマ最終回の観客エキストラの1人として、サントリーホールでの収録に参加したことがあるのですが。役者さんたち、本当に「弾いている」のです。
もちろん、音源は後でプロによるものに「かぶせられ」ますが。
千秋の指揮も最初から最後まで振っていますし。断片ではなくて、全員がホンモノの楽器で楽章フルで弾いているのですから。目の当たりにしたときは、「う、うそでしょう…(驚)」ですから、リハーサルもものすごく長時間に及ぶのです(おかげさまで、「不安定な音の(笑)ベートーベン交響曲第七番」が頭について離れなくなりましたが)。本当に俳優さんって体力気力と器用さが人一倍無いと無理、という事実を知りました。
そうやってあらためて観るとさらに感動です。現地のオケ団員とまさに一丸となっているのですから。あ、個人的にはこの映画の中で千秋が「弾きぶり」(ピアノ弾きながら指揮をする)シーンが最高でした。原作が漫画なんて、と思うことなかれ。
クラシックファンでもそうで無くても、この映画は楽しめます。
もちろんパリの街並み、あ、シテ島だ~、タワーエッフェル~とか。とても普通では演奏出来ないだろうな劇場でのロケもあるから、これ観るだけでもすばらしい。ラストシーンのフェイドアウトな感じは、ヴィスコンティですか?なんて雰囲気(言い過ぎ?)。秀逸。(実は6回目の『This Is It』とセットで観てしまったから、どちらも気を抜けなくてかなぁり疲労しました)
One Pearl, One Happiness.
♪ジュ・ドゥ・パールは、貴女だけの「ひとつぶ」おさがしします♪
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