1995年2月 サンフランシスコで九死に一生の思い出! | こぐまの成長日記

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最近、ジャニーズの問題をTVでやっている。

 

このニュースで俺はたびたび自身の忘れたい思い出

がトラウマで再び蘇るのだ。

 

俺は大学2年の冬、1人でアメリカ

サンフランシスコとロスに旅行に行った。

 

サンフランシスコへは有名な孤島の刑務所

アルカトラズ島があり囚人がここを脱出するのは

不可能と追われる。

 

急流に飲み込まれ、泳いでる最中にはサメに

食われるかもしれない。

 

これをこの目で見てみたいとシスコへ向かった。

 

そして俺は色々観光をして行った。

 

帰国する前日の最終日に1日だけモーテル

(集合アパートのようなホテル)に

泊まってみた。いわゆる安宿だ。

 

ここで事件は起きた。

 

このモーテルはトイレ・シャワーが共用だった。

 

俺がトイレで大便をしていると

コンコンとドアを叩かれた。

 

「OK,please wait!」

 

俺は必死で便を捻り出し次の客へ

バトンタッチを急いだ。

 

ドアを開けると2メートルくらいの

優しそうな白人が立っていたのだ。

 

俺はスキュースミーと避けると

その瞬間白人が俺を思いっきり

トイレの中へ押し込んできた。

 

俺はあまりの勢いにびっくりし

両手を上げポケットを指差し

声を震わせながら

 

「I have money ,I give you!」

 

迂闊にポケットに手を突っ込むと

銃で撃たれる可能性があるからだ。

 

すると白人は俺に抱きついてきた。

そして上半身の服を脱がされた。

 

「Y are so cute! I like you! Y are chubby!」

 

白人は嬉しそうだった。

 

俺はすかさず

 

「Are Y gay?」と

 

白人「いえーーーーーーす!」と

 

言ってきた。

 

俺はYes!の号令と共にこの上なく暴れた。

 

すると2メートルの長身から

白人も俺を押さえつけ

俺の上半身の服はビリビリに破れた。

 

そして俺はなんとかその場を逃げ出し

モーテルの外へ飛び出し

くそ寒い真冬のシスコのダウンタウンをアルカトラズ

に向かって猛ダッシュしていた。

 

まるで脱走した囚人がホームに帰るかのようだった。

笑えなかった。

 

そして猛ダッシュして疲れて

たまたま見つけた靴屋に入った。

 

俺は助けを求めた!

 

俺は靴屋のおじさんに事情を話し

洋服をもらいモーテルまで一緒に

きてもらった。

 

明日帰国だと言うのに!

俺は親にコレクトコールをした。

親はこれを嫌った。高額な請求がくるからだ。

 

俺は親と100年口聞かねえと誓った。

 

そしてその夜も俺の部屋にずーっと電話が

鳴り響いた。

 

俺は怖くて一睡もできなかった。

 

もし生きて帰れたなら

もう2度とシスコに来ねえぞ!と誓った。

 

帰国日当日俺は早朝未明に宿を出た。

 

白人を出し抜いた瞬間だった。

 

そして帰国し、絶対に忘れられない嫌な

思い出になった。

 

あの光景は全く思い出したくなかったが

白人が最後になんか言ってたことを思い出した。

 

「You are Chubby!You are Chubby.チャビー!」

 

と俺は発音が合ってるかわからなかったが辞書を引いた。

 

俺は辞書を見て愕然とした。

 

辞書には

「まるまる太って可愛い!ぽっちゃりして愛嬌がある」

 

などと書かれていた。

 

俺は笑った。いやこの単語を嫌った!

辞書も放り投げた。

 

思えば大学1年からラグビーを始め

入学時に72キロだったのが

努力して2年の冬には94キロ

まで体重を増やしていたのだ。

 

俺はいつしか奴の好みの体型に

なっていたのだった。

 

俺はラグビーで吹っ飛ばされないよう

鍛えていたが

海外で俺はチャビーだったのだ。

 

それ以来、受験で覚えたどんな英単語よりも

このChubbyだけは絶対に忘れたい・

いや忘れない単語となった。

 

俺は今痩せて、あいつに言わせれば

ボニー(骨張った)やスキニー(痩せた)だろう!笑

 

 

この教訓から学べることはこうだ!

 

1 海外で襲われたらポケットに手を突っ込むな!

海外では銃で撃たれる可能性がある。

両手を上げ指でポケットを挿して

「I have money」といえ!

お金を渡せば大体解決する。

まず命だ。

 

2 シェア型ホテルは気を付けろ!

俺のようにモーテルで襲われる確率は

少ないと思うが

何があるかわかん。

気を引き締めい!

それ以来シェア型宿には絶対に泊まらない。

 

3 困った時は1人になるな!

困ったら周囲の人に躊躇なく話しかけ

助けてもらえ!

その人がダメだったら

「NEXT! 次へ次へだ!」

困った時は一人になるな!

人にどんどん助けてもらえ!

周囲を巻き込め!

 

 昨今の問題は俺にとっても他人事でなかった。

無論俺はデビューも控えてなかったが!

 

それは九死に一生を得た苦くも幸いな経験だった。

 

この話をたまにすると面白がって

俺のことをすぐにチャビー!チャビー!

と言ってくる馬鹿な猛者ども達には

俺への「特別警戒!迷惑防止法」として

ビール大ジョッキ20杯を

お見舞いし潰してきた。

 

中学時代にもそんな奴がいた

180センチの大きなガタイで

休み時間になると毎回俺のとこ来て

触らして!

と言ってきたのだ。

俺はこいつには

「お前次の休み時間までに絶対に転校しろ!」

と言い続けてきた。

 

皆こんな思いをしているののだろうか!

 

とにかくシスコには2度と行かないと誓ったが

7年くらい前にラスベガスに行ったとき

機内で急病人が出てアラスカのアンカラ空港へ

急遽着陸し何故か

シスコのホテルに泊まることに

なったことは、

ああそうだ!俺の中では有名な話だ!

 

 

 

 

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