
映画の感想、箇条書きでもいいので書いてって言われたので、本当に簡単に書きます。
◎良かったところ
・大輔
これは過去の感想文で何回も言ってるんだけど、パートナーとの在り方とかで悩んでる人に一番ぶつけたいのが大輔なんだよね。
メノアだって、大輔がいればと何度思ったことか。
今回はそれがちゃんと描かれてたのがすごい良かった。
逆を言うと、大輔だけいれば全部よかったのが惜しい。
賢ちゃんなんて、ルイと同じで「自分の身勝手でパートナーを死に追いやった」っていう共通点があったはずなのに、ちょっと一言触れただけで、全く機能してなかった。
大輔の使い方はもう理想というか、期待した通りだったけど、大輔以外の使い方が下手だったなぁ。
・進化バンクリメイク
パイルドラモンとエンジェウーモンの進化バンクリメイク、とても良かったね。
パイルドラモンの昔のCGの良さを削らないほどの良リメイクだったし、エンジェウーモンは02当時にはオミットされてた、D-3→光の紋章への進化の光の演出が追加されてて、そうそう、そう言うのが見たかったんだよって気分にしてくれた。
一方で、ただクルクル回るだけの進化バンクは、リメイクされても全然嬉しくない。
成熟期バンクだけならまだしも、一番ガッカリだったのはシャッコウモンとシルフィーモンだよ。確かに原作再現ではあったけどさ、原作時点で手を抜かれまくったクルクル進化、まんま再現されて嬉しいと思う??
この意見は人によっては受け入れ難いかもしれないけど、シャッコウモンとシルフィーモンのバンクは、パイルドラモン並のカッコいいバンクに変えてあげて欲しかった。マジ過去の進化バンク見てあんなにガッカリしたのは想定外だったよ。
肯定否定混在しちゃったけど、良かったとこ終わり
◎嫌だったところ
・ルイとウッコモン
単純に付与されたデジタルワールドに係る設定面とか完全に無視して、2人のエピソードとしてみれば、まぁ悪くないかなって思ったけど、付与された追加設定と尺の割き方がマジであり得ない。
設定面でみれば、まずウッコモンによってデジモンと子供のパートナー関係が生まれたとか、そこらへんが何一つ今までの本編設定と整合しない。
少しでも深掘りして、こういう解釈したんで矛盾はないですよ〜っていう示唆すらない。ラスエボはちょっとはそういうの読めたんだよ?
そしてウッコモンがホメオスタシスと繋がってるとかいうアレ。意味わかんない。
ホメオスタシスってね、マジでデジタルワールド安定化のためならなんだってするんだよ。
デジタマがリアルワールドに落ちたらパロットモン差し向けて回収に行くし、子供達がデジタルワールド救ってくれても、用が済んだら異物としてデリートしてこようとするくらい運営が厳格なの。
そんなホメオスタシスが、その権能を自在に操れてしまうウッコモンを、リアルワールドの、ただの子供の家に何年も居座らせるわけがないんだ。もはや危険因子でしかないんだ。
もちろん、ウッコモンのいう「大いなる力」がホメオスタシスと明言されてるわけじゃないけど、それはそれで意味わからんくなるんだ。
だからまずこの設定が嫌い。
ルイくんも好きじゃないんだよね。
ウッコモンと別れたのがディア逆の時なので、そこから9年も経ってる。
そしてその間、パートナー関係を持つ子供達はどんどん増えてるわけで、ルイの考えが変わるチャンスなんていくらでもあったはず。
でも多分彼は友達一切作らなかったんだろうな。
だから、考えが変わらなかったんだろうな。
もうね、そういう努力しなかった彼が全然好きにならない。
時系列がディア逆の直後とかだったらまだそんな嫌いにならなかっただろうけど、そうじゃないから。
・尺の話
半分くらい、ルイとウッコモンの回想で、それはいただけなかった。
ラスエボだって、メノア達を疑って、子供達(年齢的にもう子供じゃないというツッコミは無しで)が独自で動くシーンがいっぱいあるのに、今回はもう犯人がわかって、その人の話を聞くだけ。
ぶっちゃけそのせいで子供達の能動的な行動、ほとんどなかったじゃん? 02のメンツ、マジで(大輔を除けば)全員舞台装置だったじゃん?
正直、伊織が伊織らしく、ミヤコがミヤコらしく動いてたって感じる場面がすごく少なかった。ゼロとは言わないけど。
・ミヤコ「一乗寺くん」
この台詞聞いた時点で、何もわかってないやんって思った。
・タケル
ウッコモン倒すかどうかの話してる時、タケルが「パートナーが消えちゃうかも」スタンスに立ったのもめっちゃ解釈違いだった。
タケルは既にパタモンとの別れを(数えたくないけどtriも入れると)2回も経験してるわけで、そしていずれも再会できてるんだから、あの状況にビビるようなやつじゃないよ。
もちろん正義感ある伊織や、同じ経験をしたヒカリも言うはずなくて、あのセリフを言わなきゃいけないとしたらミヤコくらいなんだけど、マジでタケルには言わせちゃいけなかったと思う。
・ジョグレス進化
これはまぁ02に付き纏う永遠の課題かつ永遠の呪いなんだけど、パタモンとテイルモンがジョグレス進化をする理由づけがないんだよね。
実際今回の敵はめっちゃ触手出してきて、手数が多ければ多いほどいい状況で、手数を減らす進化を選んでるんよ。
シャッコウモンは広域範囲攻撃ができるとはいえ、触手戦では(どういう理屈かはわかんないけど)アポカリモン戦でヘブンズゲートが役に立ってた実績もあるので、シナリオの都合以外でのジョグレス進化をする必然性が皆無だった。
もうちょいなんとかできた気がするんだけどなぁ。
・対ビッグウッコモン
戦わなきゃいけなかった?
いや、もちろん見せ場的には欲しいのは分かるんだけど、ウッコモン自体「どんな願いも叶える」とか言ってるんだから、ルイとやり直すなら、そのまま自壊できたでしょ?
要らん戦闘を押し付けられたって印象が強過ぎた。
・デジヴァイスが消える
前作でデジヴァイスを全部スマホ端末に移動させることができてた状況で、デジヴァイスだけ消えても「え?」って感じだった。
デジヴァイスが消えても、デジモンとの繋がりは消えないよ的なことを言いたかったっぽいけど、繋がりの強さを示したいなら、繋がりの証たるデジヴァイスを消す必要もないのでは?
結局何がしたかったのか、わからなかった。
・テントモン
光子郎だけは名前出たんだから、姿だけ見せてでも安心させて欲しかった。
・新規の進化
なくてもいいけど、ないのはやっぱりつまらないなって思った。
あと、今まで大輔が誰かを救いたいっていう時の進化はマグナモンだったので、(今回賢ちゃん機能してないし)マグナモンの活躍が見たかったんだ。
◎結論
triほど酷いとは言わないけど、デジアドの正史としては数えたくない
新しい進化もなく、懐かしさ補正の思い出映画にするなら、設定面に触れない映画にして欲しかったぞ。