アイギオモン関連イベントその7「吼える猛獣 猛る野獣」
<ストーリー解説>
かつて退けたはずのタイタモンの配下ミノタルモンの残党がアイギオモンを突如襲う!そしてケレスモン同様アイギオモンを訪ねてやってきたオリンポス十二神の一柱、メルクリモンもミノタルモン側につく予想外の行動に。今回のメルクリモンのセリフから、アイギオモンの秘密の一端が読み取れるかもしれない。
前回に引き続き本イベントもランキングイベント。メルクリモン、インセキモン、ミノタルモンを倒して得たランキングポイントにより、アイギオテュースモンブルーへの進化アイテムを入手できた。
<デジモン解説>
ミノタルモン 成熟期(完全体) 獣人型 ウィルス種
強力なダークサイドのパワーを持った暗黒デジモン。動きは速くないが、きわめて頑丈な皮膚を持つため、並みの攻撃ではビクともしない。左手の「デモンアーム」は、かなりの広範囲の敵に衝撃を与え、どんなに離れていようと逃れることはできない。
初出はセガサターン用ソフト「デジタルモンスター Ver.S」で完全体として登場。この頃は完全体が少なく、そのテコ入れのために多くの完全体が追加された(一方でVer.5の完全体がハブられたのは様式美)が、その後完全体のまま定着したのは約1/3で、残りは究極体に格上げされたか、成熟期以下に格下げされており、こいつも成熟期に格下げされた。デジモンカードでも初登場こそ完全体だったが、ロッテリア限定販売のカードで「ミノタルモン成熟期」なんていう残念な名前でレベルⅣとして登場している。
ミノタルモンはアイギオモンの最初のイベントでタイタモンの配下として既に登場しており、今回の個体もアイギオモンを探し求めてやってきたことから、おそらくその残党と考えられる(今回のイベントにもオーガモン、フーガモンも見られるため)。このつながりは結構重要で、ミノタルモンのセリフからして、やはりオリンポス十二神は本来ミノタルモンとは共闘しないデジモン、すなわちタイタモンの勢力とは敵対関係にあることが明白となる。本作のタイタモンの位置づけは今まで不確定だったが、本イベントの内容によりタイタモンたちはこの物語においても、図鑑の設定と全く同一の背景を持つと考えていいようだ。この情報はとても貴重で、私の推測であるアイギオモンの転生個体説の補強ともなり、また、デジタルワールドの支配権をめぐるオリンポス十二神たちの戦争もこの世界の正史として考えていいということである。情報はまだまだ少ないけれど、世界観は大分固まってきたのではないだろうか。
カードとしてのミノタルモンだが、ランキングイベントの順位報酬として配られている。順位により2種類のうちどちらかが配布されるが、強い方は自然属性の火力順位3本指に入る実力がある。反面スキルはそれほど有用ではないので、前回のアイギオテュースモングリーンなどと比べると優先度は低そうだが、採用の価値がないとは言えない。
メルクリモン 究極体 神人型 ウィルス種
オリンポス十二神族の1体で、デジタルワールドで最速のスピードを誇る俊神デジモン。優れた俊足を持ち、肉眼で捕らえることは不可能であり、記録に残るメルクリモンの画像はすべて残像であるといわれている。一箇所にとどまることを嫌い、デジタルワールドを常に放浪しているため、メルクリモンと遭遇することは困難であろう。必殺技は、瞬間移動に近いスピードで敵に迫り、超連打を浴びせる『サウザンドフィスト』。また、メルクリモンは優れたシャーマンであり、愛刀「アステカ」で空間を斬りつけ、異世界の魔物を召還する『スピリチャルエンチャント』を使うこともできる。
初出はデジモンアクセル(ネイチャーゲノム)。ネイチャーゲノムは携帯ギアとしてはじめて時間経過進化が廃止され、単純なアイテム投与進化を導入したことで評判がよろしくないデジモンアクセルの第2弾であり、4種のカラバリが出た本作品で看板デジモンの1体として登場した(新規究極体はみな看板デジモンとなった)。マルスモンが登場してから約3年経ってやっと登場したオリンポス十二神で、ネプトゥーンモンも同時登場だ。
アクセルは携帯ギアらしく、メインルートっぽい系譜はあっても1本道でなく、また新規デジモン枠がほぼ究極体ばっかりのためこれといった決まった進化系譜はない。強いて言えばワーガルルモンが一番それっぽい進化となる。デジモンストーリーロストエボリューションに登場した際には、アクセルの進化系譜を意識してゴブリモン⇒オーガモン⇒ワーガルルモン黒⇒メルクリモンという系譜をもらっている。また余談となるがワーガルルモン黒はメルクリモンだけでなくミネルヴァモンにも進化可能だった。系譜が曖昧なオリンポス十二神の分岐進化は割と多い。
メルクリモンはケレスモン同様、アイギオモンを探してやってきたようだ。インセキモンを連れているのはデジモンセイバーズのオマージュだろう。アイギオモンの能力を見るためとはいえ、明らかに敵と分かってる(インセキモンすら敵だと認識した)ミノタルモンと組んだのは、アイギオモンの力に期待していたからか、あるいは単純にそういう性格だからなのだろうか。まさかの共闘にアイギオモンの動揺を隠せない顔がかわいらしい。
今回メルクリモンのセリフの中で注目すべきは「環境によって姿を変える小僧に、会いにきただけなんだがなぁ」。「環境によって姿を変える」についてはアイギオテュースモンの項で考察するが、「会いにきただけ」という点も気になる。やはりコイツがミノタルモンと手を組んでアイギオモンの実力を試しだしたのは元々意図していた行為ではなく行き当たりばったりなのだろうか。オリンポス十二神の中でアイギオモン覚醒についてしっかりと役割分担されているわけではない?
最後にメルクリモンのカードとしての能力だが、能力値がとても低い。このカードもミノタルモン同様ランキング報酬であり上位の人にしか配られていないが、本当にその報酬とは思えない程ステータスが低い。特に同じく報酬のインセキモンやミノタルモンよりも全体的に低いのは残念なことだ(ミノタルモンは自然属性攻撃力トップ3くらいには入る火力を持っている)。加えてスキルもその低い数値を補えるようなものではなかった。
アイギオテュースモンブルー 完全体 神人型
アイギオモンの進化形の1つで、この姿はサイボーグ族のデータを元に構成されており、胸のクリスタルを中心に体内に眠るサイボーグ族のデータを特に左上半身へ集中させている。必殺技は「ペネトレイザー」。
初出はもちろん本作。こちらもVジャンプの情報によりイベント前に存在が明らかになっていた。メルクリモンやミノタルモンとの戦いの中で覚醒した新たな姿であり、アイギオテュースモンとしては3種類目の姿である。
今回アイギオモンの進化について上述の通りメルクリモンが興味深いセリフを残している。「環境によって姿を変える」という点。前回の記事ではアイギオモンの進化について2通りの考え方ができると書いたが、どうやら強敵に対して「有利属性を身につけた」という考え方の裏付けとなりそうだ。またそう考えると、ケルベロモンジンロウモード(暗黒)の時にユピテルモン(神聖)への進化が一時的に可能になった点を踏まえても、アイギオテュースモンの神聖や暗黒は用意されていない可能性もある。まぁアイギオモンの闇堕ちみたいな物語もあっていいかもしれないけどね。レーベモンのような「闇を以て闇を制す」みたいな形態よりは(神聖と被るし)こっちの方がいいかもしれない。
アイギオテュースモンブルーのカードも全部で3種類(King、GOD、GOD+)存在し、鋼騎レベル60ガードであることは共通だが、進化アイテムの数によりステータスやスキルが変わる。今まではアイテムが3つ必要となるGOD+が一番優秀な場合が多かったが、今回は通常スキルにオールナインをもつGODが一番使い勝手がいいだろう。今まで無課金(orレアガシャ)で手に入ったどのオールナイン(通常スキル)持ちよりもステータスが高く、GOD+と比較してもステータスはそれぞれ5前後しか変わらない。速度が300を超えないのが残念なところではあるがその他はスタメン確定級。ハイアンドロモンSPやラピッドモンEXと組ませよう。反面GOD+はリーダースキルに2段進化を持つものの、通常スキルのせいで必要ターンが長すぎる。ただし上述のハイアンドロモンSPやラピッドモンEXがなく、2段進化をシナリオ登場のロードナイトモンに頼っている場合は、GOD+も選択の範疇となる。
アイギオテュースモングリーンでは各能力別にイラストが用意されていたが、ブルーでは再び共通のイラスト1枚になってしまった。あの前回の頑張りようはなんだったのだろう。あとアイギオテュースモンの図鑑は(本ブログではちょっとアレンジして書いてるけど)全部馬鹿の一つ覚えのように「この姿は〇〇属性のデータをもとに構成されており、胸のクリスタルを中心に体内に眠る〇〇属性のデータを△△(部位)に~~させている」に固定されている。もっとさ、ほしい情報はそんなんじゃないんだよ。属性なんて見りゃわかるから、何をもとに覚醒したのかとか、必殺技の詳細とかを教えてください。
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