OQT。 | maskのブログ

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実はひと月ほど前に自転車にまたがるとき、股関節をねん挫した。ピシッとやったのである。星飛雄馬が完全試合を達成した瞬間のあのピシッという感じで。(しらなくてもいい)
どうせそのうち直るだろと放っておいたんですが、そのうちに庇って歩いていたせいか負担のかかった腰の外側とか、次いで膝の外側とかが痛みだして、最近では階段を上るのが億劫になっていた。
とても憂鬱だったのである。

だから今日ずいぶん逡巡しましたが意を決して生まれて初めて整形外科に行ってみた。

OQT第一試合を途中で切り上げびっこを引きながらたどり着いたのは近所のクリニックである。
待ってるうちにすっかり寝っこけてしまいましたが名前を呼ばれて先生のもとへ。問診である。
きっかけや過程を語りだすと先生はやおらパソコンを叩き出した。
打上ってくるウィンドウはわたしの目の前にあるのだが、それはみごとにわたしの日本語の箇条書き。
(ドイツ語じゃないんだ)今ってこうなの?

次はベッドに横にさせられての触診。
足をいろいろな角度に動かしてもらうがなかなか「痛いぞ」というところに来ない。(やはり体重を片足に乗せないとだめなのか)
触診を終えて「レントゲンをとりましょう」ということになった。(?レントゲン)
股関節と膝を計4枚撮った。
再度呼ばれると「骨には異常はありませんね。」と言う。
「?わたし骨のことは一言も言ってませんけど。」そうつぶやくと、
「だから、骨には異常はないと言っているんです。」そう返された。
(そんな会話ってあるのか?)

「レントゲンでは骨はわかってもその周りの筋肉などはなかなかわかり難いものです。」
「MRIという手もありますが一万円近くしますしそれでもやはり関節などは分かり難いものです。」
なんだか釈然としなかったが、
「薬で神経を誤摩化して脳が覚えている歩き方をさせて、直るのを待つと言うのはどうなのでしょうか。」と、提案してみた。そして、
「それにしてもこんなに長引くものなのでしょうか。」とも。
「ちょっとひねったぶつけたというねん挫の場合はすぐに直るでしょうが、関節のなかの場合月単位もありえます。」

どうにも診断は断定出来ない雰囲気が漂うが、痛み止め、(炎症止め)の処方箋を書いてもらって診療を終えた。
まあいいや。薬局で薬をもらい(買い)その場で服用した。
医者も治らないとは言ってないのだ。長期戦になる覚悟がかえってできたというものだ。
わたしはその足で千駄ヶ谷に向かった。


というわけで(ながい)、ところは東京体育館。OQT男子二日目です。

直前までどうしようかと思ってたんですが、女子に行けなかったし、国際大会の雰囲気は見ておきたかったし、どうでもいいけどやっぱりパンフレットは欲しかったし。男子は全く知らないのですが、まあそれこそいいじゃないですか。痛み止めが効いたのか、生観戦のたかぶりが麻痺に麻痺を重ねているのか、東京体育館を目の前にしたときには足の痛みはさほどではなくなっていました。

さて当日券購入。
売り場のお姉さん「どの席もありますよ。」
ありがたい。じつは女子最終日、大学リーグの入れ替え戦のあと途中下車して東体に寄ったのです。やっぱり見とこうかなと。
「当日券売り場というのはどちらに?」
「当日券はありません。完売です。」それはよかった。
そんな無意味な行動を繰り返すわたしにとって選び放題は慣れないぜいたくな悩みを楽しませてくれた。
できればアリーナエンドで見たかったがアリーナはすべて指定の9,500円。
最後までとっとと終わらせたいお姉さんを付き合わせて失礼にも結局3階自由席2,500円に決めた。

東体はコートエンドが東西で2階、3階席は南北しかない。その3階の両端っこが自由席です。
入って思った。ちょっと遠いけどかなり上から見下ろすアングル。自由席だとアタッカーとブロッカーの付き具合も見れてこれはこれでなかなかいいんじゃない?と勝手に納得するのでした。

パンフレットを買った。当然女子も載ってたから。しかしいいかげんだなー。男子ベネズエラとプエルトリコの選手写真がない。
しかも一部選手のスタッツは空欄。女子の方が2週はやいからしょうがないか。さすがは中南米。時間の解釈が違います。(ひとりごとです)

しかし観客は少ない。第2試合イランvs中国はもう始まっていた。セット1-1。おお。取り合いだ。
しかし観客は少ない。見ると向かい側の自由席にイランの応援集団が。少し離れて3階指定(当日)3,500円席にどうやら中国応援団が。お互い自国の得点ごとに盛り上がっていた。その下の2階指定(当日)6,500円席はがらがら。アリーナ席はさらにがーらがら。
でも両チームの遠くで展開される応援に「おお、国際大会じゃないか。」などとにやけてしまった。
そして客席の空疎さとはうらはらコートでは熱く濃い試合が展開されていた。

わたしは男子は全く知らないので軽く思ったことをいくつか。

いやでかいなみんな。それはいいけどブロックが前にグイッとでる。網にかけるというのはこういうことか。
ミドルが早くて高い。そしてそれを利用して両国ともパイプなど第2第3のアタッカーが突っ込んでくる。
そこにブロッカーは振られるときもあるし網をかけることもある。
そういえば両セッターともセットの瞬間までどこに上げるかわからなかったな。
さすがにラリーになると選択肢が限られてくるので決定力勝負の趣がありますがこういうセットは女子では誰かいるかなあ。
ちょっと今度気にして見ることにします。 でもスピードはやはり違うかな。男子と女子。

試合はご存知の通り中国の魂爆裂。フルセットの殴り合いでイランが鼻血をぬぐってうっちゃりました。

気になった選手。中国 1、6、10、15。イラン 4、5、9.17。・・おぼえてない。

第3試合セルビアvs韓国。
前の試合に比べてぐっと小粒に見えるのは気のせいか。気のせいだろう。
セルビア昨日見ましたけどそんなによくは見えなかった。でも実際目にすると。
セルビア10ニキッチ。セルビアのなかでは背が低いですがなんだかいい。うまいなあってなんどかうなった。

韓国のフォーメーションがよくわかりませんでした。途中まで。というか韓国ってフロントオーダー?
間違ってたら指摘してください。わたしは池尻でGSSがフロントオーダーをとってるまでみたことがありませんでしたが国際レベルであるのですかね。いや断言はできませんが。でもセッターは忙しそうだったか。(あぶないなーよっぱらってる)

韓国盛んにメンバーチェンジしてセルビアに挑んでいた。
この試合見るといかにバックアタックを織り交ぜてくるかってのはとても大事なんだなと感じた。
13チェ・ホンスク。14キム・ヨハン。よいアタッカーが右にも左にもいる。
そうそう。イランもそうでしたがバックセンター、バックローがシンクロしてましたかね。だから4枚。セッター前衛でも。で、セッターにはツーがある。男子は早いなあ。
で、セルビアと渡り合うに際してミドルは不可欠。
18シン・ヨンスク。ベテランの7イ・ソンギュの対角で、でも殊の外目立ってたかな。

もひとつ目立ってたのは韓国の応援かな。わたしのいた自由席でハングルでかな切り声を上げている女性たちがいた。
韓国からわざわざ来たのか在日なのか、何とも微笑ましい限りだった。わたしも心の中で応援しましたよ。(ひこくみんだな)

試合は韓国が一矢報いたが、息が切れたか続かなかったかご存知のように3-1でセルビアが押し切りました。

さて帰るか。

え?日本戦は?

そうわたしはわたしに問いかけて足を止めた。

いや別に応援してないわけじゃないですよ。それぞれ事情というのがあるじゃないですか。スタート19:05。試合自体はTVを見ていると20分頃の開始です。展開次第ですが21時になってしまうかもしれない。遠方の方は厳しいでしょうね。まあ土曜日だからどうにかなるか。わたしに関しては早く帰って日記を書きたかっただけなんですが、それだけですからせっかくですし見てこうかなと考え直しました。完全ホームの会場の雰囲気というのも見てみたかったですし。

よしじゃあ、ということでしばし会場の散策に出かけた。
そういえば先ほどまでとは打って変わって会場の観客席がにぎわいだしている。いよいよなのかと人波が押し寄せている。
なんだか盛り上がってきたぞ。Vファイナルと比べるとどうだろう。観客は若干若いか。いや若いな。いいや若いぞ。それに女性が多い。やはり男子だからか。人波に酔っぱらって売店の商品に目がいった。

おおなんだ。あるじゃないか。

「バレーボールは真鍋に学べ!」¥1,200。

今日の収穫を読みながら試合を待った。この本ずいぶんたのしい。いつのまにかわたしの前に陣取る女子中学生の集団に気を使いつつ熱心に読み入ってしまった。全日本の写真は盛りだくさん。アンさん入った写真もちょこっとあった。

これはまた今度。

ベネズエラvs日本。
練習見てるとベネズエラ、パンフレットに載ってない選手がいる。10番、17番。
おーさすが南米。そんなことは気にしない。それでまったく構わないじゃないか。(よくないが)

構ってられない全日本は試合開始と同時に走った。
いつの間にか会場を埋め尽くした観客は盛り上がる。
わたしも内心盛り上がってるが、いつものくせでベネズエラのミドルの5とセッターの6がいいなあ。3は背は低いけどタメの効いたいいのを打つし反射神経良さそうだ。15、17も若そうだし期待大だな。などと米山のコースを切るスパイクにも福沢の進化したパイプにも歓声を上げることができずにひとり取り残されてしまいました。

そしたら全日本女子発見。

うそ。今日も来てたんだ。(そりゃそうかTVだもんな)
あーリオの後ろ姿。(あたまだけ) 前には竹下がいるな。となりだれだろ。セット間にディレクターが指示してる。ADがカンペを掲げている。あれは石田か。ああとなりは平井なのね。あとだれだろ。
まあ帰ってから録画見ればいいや。

この程度の相手に負けるようではお話にもならないので2セット連取は予定調和。すっきり勝ってくれるでしょうとわたしは2セット取った時点で家路につきました。

最後にリオの後ろ姿を拝んで。(あたまだけだけど)


でもやっぱり帰宅は9時過ぎ。そしてダラダラ日記を書いている。
男子は分からないと言いながら書いている。

でも面白かったかな。日本戦の前に帰ったらリオたちは見れなかったし。(なんだかみるとこまちがってませんか)

いやいや満場に盛り上がった東京体育館はきっと思い出になると思いますよ。
今日気になった各国の選手たちと明後日から全日本がどう戦うのかそれも含めて今日の東体はきっと記憶に残るとおもいますよ。