IVRとラジオ波焼却術について聞いてきた | 膵臓がんがやってきた!! 〜いきなり闘病生活〜

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2018年12月に48才で膵臓がん、膵頭十二指腸切除術(ステージ2b)、2020年5月、穿孔性腹膜炎で手術、再発判明。2021年3月、肝転移。治療法もなくなりそう。あとどれくらい生きられるだろう?

(ちょっと長いです)

 

今日は今の病院の放射線と肝臓の先生にそれぞれ

 

IVRとラジオ波焼却について聞いてきました。

 

IVRについては、

 

大阪のセカオピの先生と同様、腹膜播種があるから本来の適応はないけれど、若くてまだ元気があるし、他の治療法がもうないから、カテーテルで化学塞栓術をやることはできます。

 

ただ、造影効果があまり出ていない画像を見ても分かるように、膵癌は乏血性腫瘍だからどれだけ効果があるかは分かりません。

どの抗がん剤を使うかは主治医の先生と相談になりますね。

 

乏血性だからビーズを詰めても薬剤がどこまで届くか…。

 

放射線のほうが良く効くかもしれません。

 

ということでした。

 

 

ラジオ波焼却術については、肝臓専門医から

 

ご期待に添えなくて申し訳ないけどやれません。

 

と言われました。

 

先生が言うには、

 

肝転移は手術して取るのが原則で、それがやれない人で、大腸癌や乳がん原発なら、ラジオ波をやることはある。

全身抗がん剤を使いながらね。

大腸癌とか乳がんの肝転移でラジオ波をやったことがあるけど、悪性化してもっと広がることが結構あるし、あなたの場合、表面近くにあるので播種必至ですよ(!)とのこと…。

 

 

肝臓の先生の意見を聞いた感想としては、

 

膵頭十二指腸切除術もそうだけど、ラジオ波焼却術も多分に個人の技術力に負うところが大きいはずなので、その先生のこれまでの経験、症例数でやれる、やれないの見解が変わるとは思いますが、

 

まあ、基本、原発が膵癌なんで、今の病院ではラジオ波はやってくれないだろうなあと思っていたので予想通りでした。

 

ちなみにですが…

 

転移性肝癌へのラジオ波焼却術を売りにしている病院は、探せば出てきますね。

各病院の診療科のホームページに細かく書いてある。

 

 

関東だと、順天堂大学順天堂医院、関東中央病院、NTT東日本関東病院、等でしょうか。

本屋さんで、ラジオ波焼却術のランキングが載っている本を見れば分かりますね。

 

ちなみにNTT東日本関東病院の肝胆膵内科のホームページを見てみたけど、

 

転移性肝癌へのRFA実績で、原発巣が膵癌は

 

1149例中73例(2006年4~2020年12月) となってる。

 

14年間で73例だから、原発大腸癌の787例と比べると、症例数としては十分の一ですね。

でも大腸癌の次に多いのが、原発乳がんで93例であることを考えると

 

原発が膵癌だからといって全くやってないわけではない。

 

こういう病院もあるんだな、と。

 

でも注意しないいけないのは、

 

技術的に焼くことができるのと、焼いて余命が伸びるのかは別問題ってことなんですよね。


焼くことのデメリット、悪性化することもあるし、播種することもある。


見えない癌がバラバラあるから、焼いてもまた出てくる可能性も高い。


侵襲性が低いとは言われているけど、やはり体には負担がありそうだし。

 

でももちろん、うまく制御できる可能性もある。

 

 

肝転移への局所治療のことを話すと、主治医からいつもこんな感じのことを言われて、

 

その都度、「そうだよなー」と思いつつも、局所治療を求めてさまよう自分がいます。

 

 

今の主治医は、ご自身の考え方はしっかり述べるけど、僕の意向は今のところ組んでくだっさています。


他科へのコンサルテーションとか、他病院へのセカオピ紹介状も、嫌みなしで、内心はしょうがないなあ~w、なもかもしれませんが、ニコニコで、すんなりいきます。


もう治療法の残されていない末期癌ということもあるでしょうし、2年半のおつきあいなので、僕の性格を良くご存じなこともあると思います。

 

感謝しないといけません。

 

 

ということで、

 

放射線を当てるか、カテーテル治療か、


「どっちにしよ~かな~♪」


なんて今考えてます。




 昨日から、久しぶりにミルミル飲んでる!