腹部の不調が膵癌の再発転移でない根拠を探してみた | 膵臓がんがやってきた!! 〜いきなり闘病生活〜

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2018年12月に48才で膵臓がん、膵頭十二指腸切除術(ステージ2b)、2020年5月、穿孔性腹膜炎で手術、再発判明。2021年3月、肝転移。治療法もなくなりそう。あとどれくらい生きられるだろう?

こんにちは!

 

つまらない仮説シリーズなので、もっと元気が出る闘病記を読んでください。今回は整理記録用です。

 

先週土曜日に身内が倒れてから今日まで、病院と自宅を行ったり来たりでした。

 

自分のことは後回しです。

 

昨日ICUから一般病棟に移動し、ひとまず緊急事態は脱したようで安心しました。

 

さて、自分のことですが、

 

相変わらず鳩尾当たりが重苦しかったり、少し痛かったり、飲み込みにくい感覚があったり、お腹がグコグコ鳴ったりして、不快感が続いています。

 

一時的に良くなることはあるけど、総じて良くない。

 

8月頃から顕著になってきた今の状況。

 

この4カ月間で悪くなっている気がします。

 

「たら、れば」ですが、もっと早めに胃カメラなりを強く希望してやってもらえばよかったのかもしれませんが、これまでマーカー、造影CTとも異常がなかったので、抗がん剤の副作用、術後の後遺症と思って過ごしてきました。

 

が、11月23日に黒色便+粘液に混じった少量の鮮血を経験したのみならず、なおかつ、先週、身内が十二指腸潰瘍からの大量出血を起こしてICU入りしたのを見たりすると、さすがに心穏やかではありません。

 

ひょっとして、癌の転移・再発によるものなのではないか?いきなり大量出血するのではないか?と考えてしまいます。

 

消化器外科の抗がん剤の主治医は、「胃薬を強いのにして変えて黒色便が止まっているし、吻合部潰瘍だったのでは?」とあまり問題視していないのですが、本当に問題ないものなのか不安です。

 

おそらく消化器内科の先生ならば、「念のため調べてみましょう。」となるのではないか?

 

今週の抗がん剤の診察時に主治医経由で消化器内科の診察と胃カメラをお願いしようと思っていますが、年末だし、実際にカメラ受けられるのは年明けかもしれません。

 

そうなると、年末年始、メンタルが落ちることになるかも…。

 

さて、今の腹部の不快感や黒色便が、胃や大腸への癌転移によるものではないとの都合の良い仮説を勝手にうちたてていますが、その根拠となる資料を掲載しておこうと思います。

 

 

根拠1

浸潤性膵管癌の再発は肝転移,リンパ節転移,局所再発が多く,胃転移は極めて稀である。

 

(引用資料)

膵頭部癌術後に発症した孤立性胃転移の1例

< 日臨外会誌71(5),1175―1179,2010 >

https://www.jstage.jst.go.jp/article/jjsa/71/5/71_5_1175/_pdf

 

 

根拠2

膵癌の大腸転移は比較的まれな病態である。

 

(引用資料)

大腸遠隔転移をきたした膵尾部癌の 1 切除例

< 日消外会誌33(9):1676~1680,2000年 >

http://journal.jsgs.or.jp/pdf/033091676.pdf

 

 

根拠3

転移性大腸癌の形態に関しては,管腔内 implantation や壁内転移を除いては,大腸壁外の奨膜側から逆行性に粘膜面にまで増殖してくることより,粘膜より発生する原発癌とは注腸像,内視鏡像共に大きく異なる。

 

→ (自己流解釈)粘膜面が破れて出血するくらいに癌が逆行性(腸管外側から内側に向かって)に増殖しているならば、10月、11月に撮った造影CTに写っているはずでは?

 

(引用資料)

転移性大腸癌2例の経験

< 日本大腸肛門病会誌64:492―499,2011 >

https://www.jstage.jst.go.jp/article/jcoloproctology/64/8/64_8_492/_pdf

 

 

調べるのが好きなので、色々見つけては希望を持ったり、落ち込んだり。

 

まれなことであるということと、不調になってから撮った造影CTには何も写ってないということが拠り所です。

 

腸の粘膜、血管病変はカメラじゃないと分からないらしいので、やっぱりカメラやらないと安心はできないのだけれど。

 

あと、文献読むとマーカーは当てにならないです。

 

再発・転移じゃなければ多少のことは我慢するので、大したことなければいいな。